【新唐人2013年3月15日付ニュース】近日、北朝鮮は“核で米韓を火の海にする”、“第二次朝鮮戦争は避けられない”などと国際社会に対ししきりに威嚇を行っています。また、北朝鮮はすでに戦争準備が整っていると豪語しています。これに対し、脱北者はどのように見ているのでしょうか。韓国からの報道をご覧ください。
国連の安全保障理事会が北朝鮮に対する制裁を強化する決議案を採択後、北朝鮮は連日、“休戦協議を白紙化する”、“アメリカに対し先制核攻撃の権利を行使する”などと宣言し、挑発の度を強めています。韓国軍も高度の警戒態勢に入り、朝鮮半島に緊張が走っています。
北朝鮮は南北赤十字直通電話を遮断したものの、軍事通信線と南北民間航空の直通電話はまだつながっており、開城（けそん）工業団地も平常通り稼働しています。韓国に逃れた脱北者で“自由朝鮮運動連合会”の代表を務める朴尚学（ぼく）さんは、朝鮮半島で再び戦火が交わる可能性は少ないとし、北朝鮮は虚勢を張っているにすぎないと見ています。
自由朝鮮運動連合会 朴尚学さん
「国際社会や韓国に恐怖の雰囲気を作り出すためです。戦争するかのように見せかけて、北朝鮮に戦争能力がありますか？その能力はありません。戦争が始まると同時に即座に滅亡します」
また、北朝鮮は軍事強国ではなく、張り子の虎に過ぎないと指摘します。長期にわたる食糧不足により軍人のほとんどが栄養失調で、戦闘できる体力はないといいます。
自由朝鮮運動連合会 朴尚学さん
「北朝鮮人民軍の軍人の平均身長は152ｃｍです。162ｃｍではなく、152ｃｍです。17～18歳で入隊しますが、体重は48kgです。このような虚弱な軍隊でどうやって戦争するのか？理解に苦しみます」
また、朝鮮半島有事の場合、最も大きな損失を被るのは北朝鮮の独裁者であって、国民が失うものは何もないと述べます。
自由朝鮮運動連合会 朴尚学さん
「金正恩は多くを失うでしょう。3代にわたる首領の絶対権力と、国際銀行に隠し持っている40～50億ドルの膨大な秘密資金と二千万の朝鮮奴隷人民を失います」
国連の北朝鮮制裁強化決議案通過後、中国の態度がはっきりしないことに対しては、中国と北朝鮮の独裁者は共存関係にあり、中国共産党による長年の支援がなければ、北朝鮮に核実験できる資金はないと述べます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/03/14/a862599.html （中国語）
（翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工）
