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不気味な新型鳥インフル 死亡者発表は4週間後

2013年04月02日

 

【新唐人2013年4月3日付ニュース】上海で鳥インフルエンザH7N9型の感染によって2人が死亡しましたが、中国衛生当局が発表したのは死亡から20日以上も後でした。これに対し、当局による説明はなく、予防措置なども取られていないままです。

 

中国当局が公表している情報によると、死亡した二人はいずれも生前鳥類と接触しており、うち一人は豚肉を販売していたそうです。上海市民によると、当局による予防措置などの指導は今のところ何もないそうです。

 

上海市民 金さん

「市場の鶏やアヒルは消毒などはしていません」

 

新唐人記者

「市場で鶏肉やアヒルの肉を買う人は今も多いですか」

 

上海市民 金さん

「ええ、 いつも通り売っていますよ」

 

今回の死亡例は3月上旬に発生しているのに、当局が発表したのは31日でした。上海市民は当局にしてみれば早い方かもしれないといいます。

 

上海市民 汪さん

「隠し通すことはできません。今は情報が発達しているので、封鎖しようともできません。底辺の庶民は何も怖くありません。ここまできたら怖いものはありません。逃げることもできないから、平然と死に直面すればいいです」

 

漢方医学者によると、H7N9型ウイルスは新型の交差感染ウイルスで、生態連鎖と大きな関係があるそうです。

 

中医学者 段医師

「多くの病気を医学で解釈できません。人類が道徳修養を重んじないで、何でも憚ることなくやるので、生態バランスが乱れ、生態連鎖が断裂しています。中国だけではありませんが、中国の断裂がもっと深刻です。全部汚染されていますから」

 

段(だん)さんによると、今のところH7N9型インフルの治療法はまだないそうです。中国当局は、H7N9型は人への感染が初めて確認された新型鳥インフルエンザで、今のところ有効なワクチンはないと発表しています。一方専門家は、人から人への感染はまだ確認されていないものの、注視する必要があると警戒しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/04/01/atext873056.html  (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

 

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