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中国から米国への密入国者激増―華やかな経済発展の裏の悲劇

2010年09月06日

【新唐人2010年9月7日付ニュース】中国では昔からずっと、人身売買と密航(みっこう)の問題が深刻です。先日、アメリカの国会で行われた討論会では、最近メキシコからアメリカに密入国する中国人が10倍も増えたと指摘されました。

世紀基金会 パトリック・キーフ氏
「最近メキシコから米国へ密入国する、中国人が10倍増えました
 
討論会で専門家は、最近逮捕された中国人の密入国者は10倍も増えたと指摘。また、ここ数年アメリカに送られた子供が、仕送りを強要される例が絶えないそうです。
 
世紀基金会 パトリック・キーフ氏
「13~15歳の子供です、渡米後 レストランでバイトして、中国に仕送りします」
 
アメリカの国会と行政部門の中国委員会が出した2009年度の報告書によると、中国は人身売買の売り手、買い手であり、中継点でもあります。国務省も、中国を人身売買の監視リストに載せました。
 
このほか、密航組織に約600万円ともいわれる多額の費用を払って密入国する中国人も大勢いますが、強制労働につかされる人も少なくありません。
 
大勢の人が密航の道を選ぶ一方で、中国はすさまじい経済発展を遂げています。この矛盾する姿について、専門家に分析してもらいます。
 
評論家 横河氏
「中国のお金持ちが、世界を豪遊して、ブランド品を買う姿は世界の注目の的です。でも その一方で、密航 人身売買の主役は中国人、ここから分かるように、ほとんどの中国人は経済発展の恩恵を受けていません。逆に 多くの人がいまだ貧しいのです」
 
新唐人記者がワシントンからお伝えしました。
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。

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