【新唐人2013年5月18日付ニュース】近日、中国の複数の航空会社が爆弾を仕掛けたとの脅迫電話を受け、複数のフライトに遅延や引き返しなどの影響が出ました。一日のうちに複数の航空会社が同時に脅迫を受けるのは、中国では今回が初めてです。
5月17日午後5時過ぎ、中国の重慶江北国際空港と広東省の広州白雲空港に、上海行きの飛行機に爆弾を仕掛けたとの脅迫電話がありました。
当日、両空港から上海へ向かうフライトが遅延、離陸地へ引き返す、再度セキュリティ検査を行うなどで、深圳航空、吉祥航空、東方航空など航空会社5社の11便に影響が出ました。
しかし、検査の結果、爆弾を仕掛けたというのは偽の脅迫であることがわかりました。
中国ではここ三日間、2度爆弾脅迫がありました。3日前の15日午前、航空会社3社の深圳行きフライト5便が、30分の間相次ぎ、爆弾を仕掛けたとの脅迫電話を受けました。やむなく2便が引き返し、1便が行き先を変更し、2便が遅れて出発しました。
乗客によると、一部フライトの乗組員は乗客に引き返しまたは行き先を変更した原因をはっきり説明しなかったため、飛行機から降りる際、慌てた乗客が押し合いとなり、一部乗客が転倒し負傷したそうです。
専門家によると、一日のうちに複数の航空会社が脅迫を受けたのは、中国では初めてのことで、世界でも稀に見る事例だそうです。
最近、中国の航空機に問題が頻発しています。今回の爆弾脅迫以外にも、5月14日、山東省でヘリコプターがハイジャックされ、16日には、瀋陽(しんよう)で小型気象観測機が墜落する事故がありました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/05/18/atext899759.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)