【新唐人2013年5月22日付ニュース】アメリカのコメディアンでテレビ番組の司会者を務めるジョン・スチュアートさんが最近、中国で人気者になっています。風刺ニュース番組『ザ・デイリー・ショー』では、政治家や時事ニュースに対し、ブラックユーモアたっぷりの辛口評論を浴びせます。この風刺番組が最近、中国のネット上で大ブレイクしています。
ユーモアに国境はありません。ジョン・スチュアートさんのユーモアたっぷりで歯に衣着せぬ物言いは、アメリカでも若者を中心に多くから支持されています。スチュアートさん自身も中国人にこれほど歓迎されるとは、夢にも思わなかったかもしれません。中国のファンたちはジョン・スチュアートの発音にちなんで新たな漢字名「囧司徒」をつけてあげました。
スチュアートさんが番組で政治家や時事ニュースを批評し出すと、遠慮など全くしない言いたい放題です。言論の自由が制限されている中国人にとって、スチュアートさんの番組はまさに一筋の清流となり、メディア界を目指す若者のお手本となっています。
上海ニュース学部学生 毛莫雨さん
「ジャーナリストなら、真相を探さないといけません。もし誰かが公共利益を損なうことをしたら、必ず立ち上がって、どんなに鋭いことであっても、正しくないと指摘しないといけません」
先月、北朝鮮を評論したスチュアートさんの番組は中国のネット上で人気を博し、アクセスは400万を超えました。番組を中国語に翻訳した翻訳者までがちょっとした有名人になっています。
中国の若者たちは毎日新たな番組を追いかけ、スチュアートさんの一挙一動を注目しています。
中国人ファン 羅安吉さん
「考え込むとき彼はこうしたり、あるいは眉毛をこう動かしたり、何かの後ろに隠れたりします。とても可愛いです」
チャイニーズジョークに関して研究を行っているデイビッドさんはスチュアート現象をこのように評価します。
チャイニーズジョーク研究者 デイビッドさん
「これらの若者はエリートです。彼らはすでに米国文化の一部がわかり、さらなる理解を望んでいます。番組が全部真実だと思っているのです」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/05/21/atext901062.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)