【新唐人2013年6月5日付ニュース】6月4日、香港支聨会が主催した“天安門事件24周年キャンドル記念集会”には、雷を伴う豪雨の中、15万人が参加しました。天安門事件の名誉回復を求める香港市民のほか、中国本土からの参加者も目立ちました。あきらめない香港市民に感動したほか、中国共産党政権の暴政を非難しました。
夕方より、大勢の市民が会場となっているビクトリア・パークに続々と入場し始めました。中には、中国本土から訪れ、初めてキャンドル集会に参加する観光客の姿もあり、中国共産党政権の非合法性を非難し、一日も早い崩壊を望むと示しました。
中国本土からの観光客 陳さん
「中共は人道に反するもので、合法性など全くないので、名誉回復する資格もありません。真相はとっくに皆に知られています。ただ中共が高圧で抑えているだけで、真相は『虐殺』です」
天安門事件の民主活動家はあきらめない香港人を称えます。
天安門事件民主活動家 宋時雨さん
「彼らはこの国が腐敗を抑え、政治的文明国の明るい道を歩んでほしかったのです。だから彼らは無私で、高尚な人たちです。香港市民は毎年彼らを記念しています。香港の人々は貴重な人たちです」
24年間を歩み、不滅の良心のキャンドルが再度香港ビクトリア公園で点され、天安門の英霊を悼みます。「六四」精神を伝承して行くため、今年初めて支聨会の90年代生まれの青年が集会を司会しています。
集会参加者の中には高齢者も多く、今年77歳の香港市民・郭(かく)さんは、24年間欠かさず活動に参加しています。
香港市民 郭さん
「口では人民の政府と称しながら実際は人民を虐殺する政府です。共産党の一日も早い崩壊を望む」
夜7時すぎには、6つのグランドが参加者で埋め尽くされました。8時に開始予定だったキャンドル集会は、7時45分から突然強風と共に豪雨に見舞われ、音響と照明が一時故障するハプニングもありました。10分ほど遅れてのスタートとなり、支聨会の李卓人(り たくじん)主席とメンバーらが民主烈士記念碑に献花を行いました。
強風と豪雨の中、市民らは集会会場から離れず、「六四」名誉回復のスローガンと共に民主化運動の歌を高らかに唄いあげました。
「六四」名誉回復せよ。
一党独裁に終止符を打ち、民主中国を建てよう。
豪雨の中、支聨会は弔辞および大会の宣言文を読み上げ、強風も豪雨も恐れず、天安門事件の名誉回復をあきらめないことを強調しました。降り続く雨の中、集会は8時50分に閉幕。主催者側の発表によると、今年は15万人が参加しました。
香港支聨会 李卓人主席
「皆さんご覧の通り、豪雨の中でも香港市民はビクトリア公園に立ち続け、良知の蝋燭を点し続けています。このことだけでも私は非常に感動しています」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/05/atext909429.html(中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)