【新唐人2013年6月13日付ニュース】アメリカ政府の機密工作暴露した元CIA職員エドワード・スノーデン氏が身を隠していた香港のホテルを離れ、行方をくらましました。香港立法会議員は、スノーデン氏が逃亡先に選んだ香港は、中国共産党統治下に置かれているため、言論の自由が益々制限されていっていると示します。
元CIAコンピューター技術助手であるスノーデン氏は先日、香港のホテルでイギリスのガーディアン紙の取材を受けた際、香港を逃亡先に選んだ理由を述べました。
元CIA職員 エドワード・スノーデン氏
「香港にはしっかりした。言論の自由の伝統があります。人々がすぐに思いつくのは中国のグレート・ファイヤーウォールです。言論の自由に対する、中国本土の制限は厳しいですが、香港の人々は街頭で抗議する伝統があり、公に意見を表明することに慣れています。ここのインターネットはフィルタリングされていないし、どの西側政府にも劣りません」
香港立法会の単仲偕議員は、スノーデン氏の香港に言論の自由があるという言い方に、率直な意見を述べます。
香港立法会 単仲偕議員
「香港人として言えば、香港の言論の自由が益々狭められていることを心配しています。スノーデン氏は香港を選びましたが、彼は香港の状況について、あまり理解していないと感じます」
単議員は、スノーデン氏がアメリカ政府の機密工作を批判していることに対し、中国当局は機会に乗じて煽り立てる可能性があると見ています。
ベテラン弁護士の湯家驊議員は、スノーデン氏が香港に来て政治的庇護を求めるのは現実的ではないと示し、米中間では犯罪人引渡条約を締結していると述べます。
香港立法会 湯家驊議員
「一般的に言えば、税務犯罪の容疑者あるいは政治犯の引渡しはできません。刑事行為の引渡しは両方の国の法律に違反した場合に適用されます」
スノーデン氏に対しては、香港を離れ、別の国へ行った方がよいとアドバイスします。
今のところ、香港保安局は事件に対する、回答を拒否しています。スノーデン氏本人はアイスランド政府への政治庇護を望んでいます。米国とアイスランドの駐香港総領事館は
両国とも沈黙しています。新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/11/atext912320.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/蒋)