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馬総統「両岸間の出先機関に大きな政治意義」

2013年06月14日

【新唐人2013年06月14日付ニュース】台湾と中国大陸の間で交渉が進んでいる“出先機関の設置”を、台湾の馬英九総統は最優先事項として位置づけ、“政治的な意義を持つ”と説明しています。これに対し、野党議員らが見方を述べました。

                      

13日に行われた習近平主席と国民党の()(はく)(ゆう)名誉主席の会談の前に、馬総統から中国大陸との業務進行状況の発表があり、間もなく締結される“サービス貿易”のほか、“商品貿易”の交渉もこれから展開され、双方間の出先機関設置なども含まれています。馬総統も、双方が出先機関を設置することによって、政治的接触に触れることを認めています。

 

台湾 馬英九総統

「今 力を入れて進めている双方の出先機関の設置は単なる行政機関に見えますが、実は高度な政治的意義が含まれています。だからと言ってそれを回避するつもりはありません。間もなく交渉に入り、早く合意できるよう願っています」

 

民進党 蔡其昌立法議員

「馬総統が何故急ぐのか分りません。両岸間のこの種の政治交渉、さらには出先機関を設置しようとしていますが、香港が良い一例ですが、香港の『中連弁』は結局香港政府の『皇帝』になっています。台湾はその教訓を汲み取って、慎重に対処することができていません。愚かさにもほどがあります」

 

馬総統は出先機関を設置することを両岸の基礎工事に喩え、国と国の関係ではないと念を押しました。これに対し、民進党議員は、肝心なのは双方の平等と互恵であると指摘します。

 

民進党 李俊俋議員

「今の状況から見て、中国と台湾が平等だとは思わないし、中国が台湾の主権を尊重しているとも感じられません。今のすべての協議は結ぶべくして結んだもので、この前に議論していた『サービス貿易』も同じです」

 

2期目に入る馬英九総統。果たして両岸の政治対話に進展はあるのでしょうか?

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/11/atext912778.html  (中国語)

(翻訳/杜 編集/佐藤・坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

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