HOME > ニュースページ > 国際 > 詳細

スノーデン事件 巨大勢力が後ろ盾?

2013年06月19日

【新唐人2013年06月19日付ニュース】エドワード・スノーデン氏がアメリカ政府の工作を暴露した事件が波紋を広げ続けています。アメリカのチェイニー元副大統領はメディアの取材に対し、スノーデン氏の振る舞いは裏切り行為としか言えないと非難し、中国に買収された可能性があると述べました。スノーデン事件の様々な疑惑について分析してみましょう。

 

米中首脳会談最終日の夜、イギリスの左派新聞「ガーディアン」が香港に身を潜めている元CIA職員・スノーデン氏を取材し、アメリカの個人情報収集システム・プリズム計画を暴露。米中首脳会談で合意に至らなかったサイバー攻撃問題から、世界の視線を見事にそらしました。

 

2日後、北京寄りの香港英文紙“サウスチャイナ・モーニング・ポスト”が再度、細部を暴露し、アメリカが2009年から香港と中国本土の機構に対してネット上の監視を行い、大量の情報収集を行っていたと報道。

 

スノーデン氏が一国二制度下の香港を亡命先として選んだことや、時期を米中首脳会談の直後に選んで一連のことを暴露した事に対し、ヨーロッパのあるメディアは、スノーデン氏が北京当局の証人となっていると報道。さらには、スノーデン氏が中国のスパイではないかと疑う声も聞かれています。

 

他国に対する諜報工作は国際社会では公然の秘密です。ただし、スノーデン氏が米中首脳会談直後に、香港の地でアメリカ国家安全保障局の秘密工作を暴露した事に対し、その背後にある動機を深く追及しないのは、常識からは考えられないことです。

 

若干29歳のスノーデン氏が実名で告発したことは、いままでの匿名での暴露とは全く違う手法です。そのうえ、暴露を手助けしたメディアはイギリスの「ガーディアン」紙と香港の英文紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」。いずれも左派寄りと言われています。これら一連の事から、事件の背後に巨大勢力がひそんでいるのではないかと、疑わざるを得ません。

 

スノーデン氏の暴露から1週間後の16日、チェイニー元副大統領が、スノーデン氏が香港を亡命先に選んだのは中国にさらなる情報を提供するためだと非難。一方、『やがて中国の崩壊が始まる』の作者・ゴードン・チャンさんは、スノーデン氏は米中の二重スパイであり、米中間のサイバー攻防戦が違う形で幕を開けたと指摘しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/17/atext915866.html   (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/蒋)

 

トップページへ