【新唐人2013年06月21日付ニュース】5月末から北京市豊台区留置場に刑事拘留されているフリーライターの杜斌さんに17日、弁護士との面会が許可されました。
杜斌さんとの面会を終えて、妹の杜繼榮さん、弁護士の浦志強さんと周沢さん及び北京の人権活動家・胡佳さんが17日午後、それぞれミニブログやツイッターに面会した情報を公開しました。
周弁護士はミニブログに、“今日杜斌さんと面会したが、特別な罪名がつけられていた。召喚の理由は「公共秩序妨害の疑い」、刑事拘留の理由は「言い掛かりをつけて面倒を引き起こした疑い」。そして尋問で聞かれたのは香港と台湾で出版された新書の件だった」と書き記しました。
また、こう皮肉ります。“「言い掛かりをつけて面倒を引き起こす」という罪は「公共秩序妨害の罪」にあたる。本の出版とネット上の発言で、どうやって言い掛かりをつけて面倒を引き起こし、どうやって公共秩序を妨害できるのだろうか。これは技術的にかなり難度の高いことで、警察や司法機関でないとできないだろう”
我々が18日に浦弁護士に電話した際、新たな展開はまだないとのことでした。また、胡佳さんの話しによると、杜さんとの面会の前に弁護士は完全な準備をしたそうです。
人権活動家 胡佳さん
「昨日は色々な状況を予測し、多くの書類を用意した。当局も書類の落ち度を見つけることができず、最終的に1時間の面会を許可しました」
胡さんの話しによると、杜さんの精神状態は大変よく、留置場の中で他の人の心理カウンセリングまで行っているそうです。
人権活動家 胡佳さん
「共産党は何とかして『国家政権転覆扇動罪』を杜さんに着せようとしています。共産党の基準で言うと、書名を『天安門虐殺』とつけたこと自体、当局の高圧線に対する挑戦なのです」
杜斌さんが刑事拘留されている真の理由については、馬三家女子労働教養所の拷問の実態を暴露したドキュメンタリー映画「鬼の頭上の女性」の制作と新書「天安門虐殺」の出版が当局の神経に触れたと見られています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/18/atext916282.html (中国語)
(翻訳/杜 編集/萩野・坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)