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中共「石油組」次々失脚 次は曾慶紅か

2013年09月04日

【新唐人2013年9月4日付ニュース】中国石油部門の高官が相次ぎ失脚し、火は前政法委員会書記・周永康にまで燃え移っています。以前の報道でも言及しましたが、中共18大以降、習近平は周永康の政法委員会、四川省および石油部門との繋がりを断ち切りました。周永康への処罰は「住居監視」かもしれないし、公開審判かもしれません。現在 「石油組」についた火は周永康から元副主席・曾慶紅へと燃え移っています。

 

1980年 余秋里が国家エネルギー委員会主任に就任してから、「石油組」の勢力が形成し始めました。石油プロジェクトは巨大な資金、人力、物力を動かすことができるため、その権力も非常に大きいのです。当時、曾慶紅は余秋里の秘書を務め、その後、石油部門で昇格を続け、1984年になると、上海で江沢民と手を組みます。

 

「石油組」の勢力は中共政界の中で、なぜこれほど大きいのでしょうか?お金があるからです。中共の官職売買は1980〜90年代からすでに始まりました。曾慶紅の息子・曾偉は曾慶紅の勢力を後ろ盾に石油部門で大もうけしたあと、豪州に移民し、一挙に3000万豪州ドルの豪邸を購入しました。香港メディアによると、曾慶紅の資産は数百億元に上るそうです。

 

曾慶紅も組織部部長などの職権を利用して、「石油組」の仲間を各部門の官僚に抜擢しました。海外メディアによると、今回失脚した国資委主任・蒋潔敏も周永康と曾慶紅が同時に抜擢した人です。

 

では今回の石油部門の反腐敗の嵐で、中国の現存問題を解決できるのでしょうか?2012年に我々はマイクロニュースで、中共が「春季整風運動」を行うと予測し、そのあとは「反右派」運動が来ると予測しました。今になってみるとまさに我々の予測通りに進んでいます。中共は「微博上の反腐敗」運動を大々的に展開してから、今は微博で活躍する公共知識人や記者を打撃し始めていますが、これは昔の「反右派」運動と同じで、蛇を洞から誘き出してから打撃を加えるのです。

 

ただし今回の罪名は「右派」ではなく、「デマを流す者」です。最も特別なのが微博有名人・薛蛮子さんが「買春」のレッテルを貼られ、CCTVの「新聞聯播」に登場したことです。薄熙来は多くの女性と不適切な関係にあっても、新聞聯播に登場することはありませんでした。上海の裁判官が集団買春しても、テレビに出られなかったのに。CCTVは大きく時間を割いて、60歳老人の私生活を報じたのです。「政治闘争」であるのが見え見えです。

 

薄熙来裁判からみて、中共が「反腐敗」の名目で、人権犯罪者を審理するのは法律の尊厳に欠けるばかりでなく、やり方も全くごろつきそのものです。薄熙来裁判の記録は張芸謀の新作の脚本ではないかと疑うほどでした。張芸謀の「王妃の紋章」のシナリオと同じくらい低俗で、あるのは「不倫・人殺し・逃走」などです。

 

中共は「反腐敗」「整風」を高らかに叫びながら、同時に民間知識人を粛清しています。

この事からもわかるように、中共の反腐敗は芝居にすぎません。中共は最初から茶番劇を演じ、今に至っていますが、すでに法律は崩壊し、物事も言えない。民衆が逃げ出すまでに至っています。中共の滅亡は目前に来ているのです。皆さんは中国がどのようになってほしいか考えたことがありますか?法律の前では皆が平等で、人々には幸せを求める自由があり、言論の自由、信仰の自由がある。これらのことは一言「人権」で、まとめられますが、決して中共の言う「反腐敗」ではありません。新しいドイツがナチスの審判から生まれたように、新中国の起点は人権危機の解決から始めなければなりません。今中国最大の人権災難は法輪功学習者に対する迫害で、中国の新たな起点はこの問題の解決から着手すべきです。薄熙来、周永康、曾慶紅、江沢民、これらの人権犯罪者は法輪功迫害の罪に対し、法律責任を負わなければなりません。我々はここからスタートし、人権を以て憲法を定め、憲法を以て政体を定めることで、後世の人が平等な法律

自由と幸せを追求する権利を有することができます。

 

本日のマイクロニュースはここまで。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/09/03/atext960422.html  (中国語)

(翻訳/坂本 映像編集/工)

 

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