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建設中の建物が続々と倒壊――施工不良と設計ミスを専門家が指摘

2010年10月08日

【新唐人2010年10月9日付ニュース】中国では最近、建設中の建物が倒壊する事件が多発。少なくとも作業員16名が亡くなりました。専門家は倒壊の原因として、地震などの自然災害を除くと、手抜き工事や設計のミスだろうと指摘します。

陝西省の西安市では、建築中の4階建ての建物が2日、倒壊。8名亡くなりましたが、請負業者は逃亡。
 
同じ日、甘粛省蘭州市のある建築現場でも崩落事故が発生し、2名が死亡。山東省の青州市でも3日、同様の事故が起こり、6名が亡くなりました。
 
ちょうど国慶節の休みだったので、我々も関係部門に取材できませんでした。
西安の事故に駆けつけた消防隊の責任者によると、崩落した建物の鉄筋はとても細かったそうです。
 
台湾のベテランエンジニア、蒋金海さんは、「建築中に建物が倒壊するのは、地震などの災害がない限り、ほとんどが施工の問題だ」と述べます。
 
エンジニア 蒋金海さん
「壁は容易に倒れません。鉄筋コンクリートやレンガは垂直の機能しかないので、梁が壁側に倒れると、梁の鉄筋が壁に入り込みます。鉄筋が不足でしょう。4階まで建てて倒れたのは1階2階の施工不良か、設計ミスでしょう」
 
9月にも、河北省の衡水市で建物が倒壊し、作業員1名が死亡。
 
2008年の四川大地震では、手抜き工事が指摘されましたが、いまだに中国各地で広く横行しています。
 
新唐人がお伝えしました。
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