【新唐人2010年10月10日付ニュース】中国のエイズ患者の救済に奮闘する、河南中医学院の高耀潔元教授は、10月7日、アメリカ、ニューヨークのコロンビア大学で、エイズ問題に関わる中国政府のウソを暴きました。
高さんは、エイズ問題にまつわる中国政府のウソを目にしてきました。温家宝首相と握手をしているのは、エイズ患者ではなく、地元の俳優だそうです。
中国エイズ救済の第一人者 高耀潔さん
「温首相さえ騙すんですよ」
今年84歳になる高さんは、数十年来、中国のエイズ感染地域を訪れ、自分が得た賞金、合わせて100万元あまり(日本円で約1200万円)をエイズ患者のために援助してきました。
中国エイズ救済の第一人者 高耀潔さん
「売血をするんです。貧しくて仕事もないから。実に多くのことがあります。私が何より許せないのは、人々に真実を知らせないこと。もう1つは詐欺が現れたことです」
偽のエイズ薬を売っている業者も少なくないといいます。
中国エイズ救済の第一人者 高耀潔さん
「生活の苦しいエイズ患者に偽薬を売る人が多いのです」
エイズ患者を利用したもっとひどいケースもあります。
中国エイズ救済の第一人者 高耀潔さん
「もっとひどい詐欺師もいます。お人よしの学者から資料を奪うと、身分を偽って米国などに行き、成果を発表して金儲けします。実際、農村や感染地域に行ったこともないのに、毎年1千万以上も儲けます」
中国のエイズ患者のうち、性行為によるものは10%未満に過ぎないとも指摘。しかし当局は、多くが違法薬物の注射や性行為による感染だとウソをついています。
中国エイズ救済の第一人者 高耀潔さん
「今はどこもウソばかり、モラルが破壊しました」
中国当局のウソについて、性行為だといえば患者の責任になるからだと分析。実際は、血液を介したものが多く、これは当局の責任だと指摘します
高さんの著書「揭開中國愛滋疫情真面目(仮題:中国 エイズの真相を暴く)」は、博大出版社から出版されたばかりです。10月15日に、出版会見が行われる予定。詳しいことは博大出版社にお問い合わせください。
新唐人がニューヨークからお伝えしました。
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