【新唐人2013年09月25日付ニュース】香港メディアによると、薄熙来は無期懲役の宣告後、「判決は不公正だ!事実でない!公開でもなければ公正でもない」と大声で叫んだため、法廷警察がすぐ手錠をかけたそうです。
22日、我々はこの番組で、薄熙来が異常な行動を取ったため、警察に緊張が走り、警官が二人増えた事を伝えました。中共が薄熙来に定めた三つの罪からすると、判決は本当に重くありません。薄熙来は忘れたのでしょうか?重慶で殺した元公安局長・文強に着せた罪名は「汚職1000万元」でした。薄熙来は収賄2500万元のほか、職権乱用罪も入れて、やっと無期懲役です。「不公平」と叫ぶのは甘え過ぎではないでしょうか?
薄熙来の態度から多くのメディアは、薄熙来に控訴の可能性があると分析しました。元弁護士・李庄氏は微博で、「中国は2審で終審制なので、1審に不服ないかなる被告人も控訴する権利がある。目下の態勢から見ると、2審まで行くはずだ」と述べました。
23日、海外メディアが薄熙来家族を通じて、控訴の意思があることを確認しました。中国の現有の法律に基づくと、薄熙来の控訴は1審判決から10日以内に、裁判所に提出しなければなりません。
しかし、中国メディアは薄熙来控訴に対し、沈黙を守っています。薄熙来の控訴に関するネット上の書き込みも次々削除されています。これらの現象から薄熙来控訴はとても神秘的に思えます。この神秘的な静かさの水面下で、暗流が沸き返っています。中共内部の薄熙来反対派は薄熙来案件による混乱は避けたいものですが、しかし支持派は裏で動いています。
中国弁護士の分析では薄熙来が控訴しても、公開審理は不可能とのことです。1審判決が無期懲役なので、控訴で重くすることはできません。だから薄熙来は2審で1審よりもはばかる事なく暴れるでしょう。法廷でだだをこねて、転げ回ったりするかもしれず、中共上層部の更なる醜聞を告発する可能性もあります。だから2審を公開することはなく、形式的に行うだけでしょう。
中共がメンツを立てるために、減刑する可能性もほとんどないでしょう。元北京市委員会書記・陳希同の例を見ると、彼の控訴は高等裁判所からいとも簡単に却下されました。薄熙来の後ろ盾・周永康、江沢民がまだ倒れていないので、薄熙来はそれを頼りに1審で、横柄な態度を取ったのです。だから薄熙来も2審で波風を立てる機会があると思っているのです。
習近平・胡錦濤の青年団派は共産党内部で江沢民と薄熙来を押さえる、方法と立脚点を探っていますが、これはとても難しく、法廷審理中でさえ薄熙来収賄の真実の金額を言えないのです。公表すると、民間で中共反対の荒波が巻き起こるからです。薄熙来が大連と遼寧で法輪功学習者に対し、人道に対する罪を犯し、重慶の「唱紅打黒」では強奪罪と酷刑罪を犯しました。これらの罪こそ薄熙来の本当の罪であり、薄熙来と中共が共に犯した罪なのです。習近平が薄熙来を納得させたいのなら、党内で立脚点を求めてはなりません。中共を放棄し、普遍的な価値、人権の立場から薄熙来の罪を問うべきです。中国の未来からすると、薄熙来の判決の重さは目的ではありません。「法律の前では皆平等」を実践してこそ全中国人の人権が保障されます。この「平等」には法輪功学習者も、原告となって薄熙来を提訴し、中国の法廷に立つことも含まれます。
薄熙来は10数の国で、法輪功学習者によって、ジェノサイド 人道に反する罪と拷問の罪で提訴されています。9月10日 、トロントで法輪功学習者の薄熙来提訴案件が開廷しましたが、中共は依然として人力と金銭を出して、薄熙来の尻を拭いてあげています。このすべてからわかるように中共は薄熙来を守っているのです。中共が倒れない限り、薄熙来、周永康らは受けるべき審判を受ける事がありません。習近平と胡錦濤が江沢民一派を一掃するのは夢にすぎません。
本日のマイクロニュースはここまで。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/09/24/atext972048.html (中国語)
(翻訳/坂本 映像編集/工)