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夏俊峰死刑執行に抗議の嵐

2013年09月27日

【新唐人2013年09月27日付ニュース】正当防衛のときに城管を死なせてしまった中国遼寧省瀋陽市の露天商夏俊峰さんの死刑が9月25日執行され、中国で大きな波紋を呼んでいます。25日午後、弁護士25名が連名で夏さんの死刑執行に抗議を示す声明文を発表しました。

 

事件の2審裁判の弁護士を務めた北京の滕彪弁護士もドイツのニュルンベルグから声明を発表し、夏さんの行為は正当防衛であり、法律に基づいて無罪判決を出すべきだとし、判決には合法性が全くなく、司法殺人であると指摘しています。また、判決書に署名をした者と事件の裏にある黒幕を必ず最後まで追究すると宣言しました。

 

中国山東省済南市 劉衛国弁護士

「夏俊峰さんが死刑執行された事は、弁護士界だけでなく、一般庶民もみな憤慨しています。この事件は、中国公民に正当防衛の権利が剥奪されたことを示しています。これらの裁判官は基本的な人権を踏みにじっています」

 

中国民主党青年委員会も声明を発表し、最終的に死刑を許可した最高人民法院の周強院長に、即刻無条件に辞任するよう求めています。

 

広東省広州市 呉鎮琦弁護士

「裁判所は夏さんに死刑を執行しましたが、これは不合法で、重大な間違いです。夏さんの行為は正当防衛に属し、無罪なだけでなく、法律からも激励されるべきです」

 

2009年5月16日、妻と一緒に路上に屋台を出していたとき、都市管理職員の城管から激しい暴力を受けました。地元派出所に連行されてからもさらに10数人の城管から暴行を受け、持っていたナイフで城管二人を刺し殺してしまいました。2009年11月、死刑判決がくだされ、2011年5月の2審判決も1審判決が維持され、死刑判決が確定されました。夏さんは自分が先に城管から暴行を受けたので、正当防衛であると主張。家族も夏さんが殴られたことを証明できる証人6人を見つけ出しましたが、法廷に出廷することは許可されませんでした。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/09/26/atext973614.html  (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

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