【新唐人2010年10月12日付ニュース】ここ最近、中国の12の省や市・区などで、霧が深刻です。視界100メートルさえ記録しました。これにより交通が混乱したほか、交通事故が多発し、30名以上が亡くなりました。
大陸メディアの報道によると、ここ数日、中国の各地で霧や「もや」が発生。当局は、10月9日から濃霧警報を出しています。山西省、河北省、遼寧省など12の省や区では、深刻な霧が見られました。一部の地域では視界が500メートル未満にまで下がり、中には100メートルを切った地域すらありました。
視界が極度に悪化したため、河南省では30両以上の大型トラックの玉突き事故が発生、8人が死亡。安徽省でも事故が6件起き、7人が死亡。南京市では、高速道路でタンクローリーと大型バスが衝突事故を起こし、17人が死亡。
当局の紹介によると、濃霧の影響で天津市、河北省、山西省、江蘇省、山東省の高速道路8本が閉鎖されたほか、石家庄市や南京市などでは、飛行機の便も遅れが出ました。
専門家によれば、霧は10月初頭の雨がきっかけです。これで湿度が上がった一方、夜は比較的低温でした。この高い湿度と低い温度が濃霧を招いたのです。そして、車の廃ガス、工場の排気などが「もや」を形成。そこで専門家は、できるだけ霧を避けるよう、市民に勧めています。
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