【新唐人2013年10月4日付ニュース】中国では10月1日から7日間の大型連休に突入し、各地の観光名所は人で溢れ返っています。観光客が去った後の観光地はゴミが散乱し、中国当局も旅行の際のマナーを守るよう呼びかけているものの、今ひとつ効果がないようです。
10月2日、浙江省杭州の大学生ボランティア17人が、杭州の西湖(さいこ)の1.5kmの観光ルートから、3時間で7000個以上のタバコの吸い殻を拾いました。この日、西湖周辺では40トンのゴミが回収されました。
大型連休の初日の朝、天安門広場では11万人が国旗掲揚式を鑑賞。人々が去ったあと、広場からは5トンのゴミが回収されました
中国ネット作家 劉逸明さん
「このような事は正常なことで、想定内のことです。これらゴミのポイ捨て以外に、最も反省すべきなのは政府だと思います。中国のこの体制によって、国民の民度が低い所で徘徊しているのです」
各地の観光地で見られる汚い、乱雑、渋滞などの現象に対し、中国メディアも“文明的に出かける”よう呼びかけています。一方、中国共産党が政権樹立後大々的に行った伝統文化の破壊や拝金主義の推進が、中国人の民度が低い根本的な原因であるとの指摘もあります。
中国民衆 侯さん
「中国人は精神的に極度に乏しく、追い求めているのは金銭や権利で、信仰がないので、今のようになっています。一部信仰のある人は非常に素晴らしいです。法輪功学習者がそうですが、しかし当局は彼らを厳しく弾圧しています」
14年前の4月25日、およそ1万人の法輪功学習者が北京の中南海を訪れ、静かに陳情を行いました。夜8時過ぎに彼らが去ったあと、地面にはゴミ1つ落ちておらず、現場にいた警察官さえ“これがまさに徳なのだ”と感心していたそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/10/03/atext977747.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)