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郎咸平氏「住宅保障年金より深刻な危機」

2013年10月08日

【新唐人2013年10月8日付ニュース】香港中文大学の教授で経済学者の郎咸平(ろうかんへい)氏が10月5日、ミニブログ(微博)の文章で住宅保障年金よりも深刻な危機は、深刻な年金の赤字であり、20年後には68兆元の赤字になると指摘しています。では、中国当局はこれらの赤字を穴埋めするのでしょうか。

 

咸平教授は経済学者・曹遠征氏のデータを引用し、年金の赤字は現在18兆元、20年後には68兆元に達すると述べています。国有資産で今の18兆元の赤字を埋めたとしても、社会保険の投資回収は2%しかないため、20年後には41兆元の赤字をもたらす事になります。では、この巨額の赤字をどう処理するのでしょうか。

 

上海市民 張さん

「今は政府を監督する権利がないため、汚職はやりたい放題です。彼らは手段を尽くして、金を自分のポケットに入れ、国外に移転しています。だから赤字なのです。多くの人は今年金をもらう資格がありません。彼らには多くの方法があります」

 

一部専門家と機構は定年退職年齢の遅延および年金保険の納付額の増額などを提案しています。しかし、これらの方法はいずれも民衆の懐を狙っているため、民意の支持を得ていません。

 

広州の大学教師 韋さん

「共産党はお金を全部横領し、その金はもう存在しません。すべて架空の帳簿です。政府が何かを負担した事は一度もありません。貴方が払いたくなくても、給料から引かれます。公務員が一番金をもらっています。彼らは自分のポケットをいっぱいにしています」

 

先日、中国の国務院は試験的に “住宅保障年金”制度を始めると発表しました。つまり、高齢者が自分名義の住宅を金融機関に抵当に入れることによって、定期的に年金が支給されるということです。これに対して行われたアンケート調査によると、9割の民衆が住宅保障年金で政府による年金を代えることはできないと答えているそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/10/06/a979099.html

(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

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