【新唐人2010年11月2日付ニュース】遼寧省の撫順市で最近、立ち退きに関する殺人事件の裁判が開かれました。強制立ち退きの現場で、立ち退き担当の役人を刺殺したといいます。検察側は、故意の殺人だとして、死刑を求刑。一方、法廷の外には被告人、楊義氏の減刑を求める人が600名余りも集まりました。
10月27日、開廷の当日、100席以上の傍聴エリアに200名余りがひしめきました。被害者の代理弁護士は、事件は故意の殺人だとして、即刻死刑を求めました。
被告人の弁護士氏は、法廷で証拠を提出。事件の30分前、50名が鉄の棒で門をこじ開け、被告人の弟の家に押し入り、弟を暴行。被告人は知らせを聞いて現場に駆けつけた後、殺人を犯したと指摘。
裁判所を取り囲んだ群衆は、署名書簡を手にしていました。手紙には、「楊氏の家は、立ち退きの補償が全くなかった。違法な暴力的な立ち退きのもと、楊氏は義憤に駆られて、相手を刺したことを我々は証明する」とあり、楊氏の減刑を求めました。
この案件はすぐに判決が出ませんでしたが、楊氏は裁判で犠牲者に謝罪しました。
報道によると、今年の4月8日、犠牲者の王広良氏率いる、住宅撤去部隊とフォークリフトなどが家を壊し始めました。その後、王氏は楊氏に7回刺されて、死亡。一年中、住宅撤去の指揮を執っていた王氏が亡くなった日、祝いの爆竹の音が地元で響いたといいます。
新唐人テレビがお伝えしました。
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