【新唐人2013年10月29日付ニュース】中国広州の日刊紙“新快報”が先日、新聞1面を使って湖南省の警察に拘束された記者の釈放を求めたことで広く注目されました。また、26日には記者に違法行為はないと声明を発表。しかし、中央テレビが26日に陳永洲記者が罪を認めたと報道したあと、新快報は態度を一変させ、謝罪文を掲載しました。この劇的な態度の変化は、外部の様々な憶測を呼んでいます。
27日、新快報はこれまでの態度を一変させました。1面の隅に陳記者が金銭をもらって事実と異なる報道をしたとし、新聞社の事件に対する処理が不適切であったと謝罪しました。
その前の23日と26日、新快報は新聞1面に大きな見出しで陳永洲記者の釈放を求め、湖南省の警察当局と徹底的に戦う姿勢を見せていました。
ボイス・オブ・アメリカによると、声明文は1面の隅に小さく掲載されただけで、公式ミニブログには掲載されていません。
新唐人記者が新快報に取材を試みたところ、あいにく日曜日だったため編集長は不在でした。
広州「新快報」当直職員
「注目していただいて、ありがとうございます。明日には担当者がこれらの問題に答えられると思います」
26日、囚人服を着て、頭を丸坊主にされた新快報の陳永洲記者が中央テレビの番組“朝聞天下”に現れ、これまで暴いてきた企業の不正疑惑報道は見返りをもらって書いた虚偽の報道であったと認めました。翌日、新快報もこれまでの戦う姿勢を崩し、早速謝罪文を掲載しました。これに対し、ネット上では当局の圧力があったのではとの見方が強いようです。
元「畢節日報」記者 李元龍さん
「このような転向は二つの可能性があります。一つは確かにその通りで、彼らが謝罪した。もう一つは、圧力または脅迫を受けたかもしれません」
一方、中央テレビの報道画面から、ネットユーザーは陳永洲記者の首に血痕がくっきりと残っているのを発見しました。中国法政大学法学院の何兵副院長は、“陳永洲記者の首の血痕はどういうこと?”とミニブログで問いかけています。
これにはネットユーザーがこうフォローします。
“よく観察し、よく聞いた。理由もなくなぜ、記者の首に血痕が?”
弁護士の姜傑さんは風刺を込めてこのようにコメントしています。“彼と薛蛮子の共通点は、逮捕されるとすぐ覚悟が高くなったこと。薛蛮子はネット有名人を教育し、陳永洲は記者を教育している”
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/10/28/a992511.html(中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)