【新唐人2013年11月03日付ニュース】ロシアのサンクトペテルブルク税関が先日、不明チップが入っている中国製の家電製品を没収した。このチップは、半径200m以内にある暗号キーなしで接続できるWi-Fi機器に侵入し、傍受、ウィルス配布、スパムメール送信などができるように設計されていた。29日、ロシアメディアが伝えた。
ロシアの政府機関紙”ロシアニュース(Russian News)”によると、これらの中国製電化製品にはアイロン、電気ポット、デジタル・ビデオカメラなどが含まれ、分析の結果、これらの製品には電子チップと小型マイクロフォンが隠されていることが分かった。ロシアメディアによると、直近の配達は食い止められたものの、一部の製品は既に小売店に配達されてしまったという。
米メディアは、中国製製品からスパイ装置が発見されたのは、これが初例ではないと報道。米国では昨年、米軍の軍用コンピュータの中からバックドア・チップが発見された。民間用の製品となると、スパイ装置が設置されている可能性はさらに高いと見られる。
似たようなチップは中国製の携帯電話や自動車、カメラからも発見されている。電化製品購入の際、生産地をしっかり確認しないと、お金を払って“スパイ”を自宅に招き入れることになりかねない。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/11/02/a995848.html (中国語)
(翻訳/吉田 編集/坂本)