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台湾空軍将校 「中国に機密情報提供」で拘束

2013年11月03日

【新唐人2013年11月3日付ニュース】台湾国軍からまたスパイ事件です。台湾の検察当局はE-2K早期警戒機に関する機密情報を中国に提供した疑いで、空軍439聯隊の郝志雄少佐の身柄を拘束しました。

 

台湾南部に位置する空軍439聯隊の空軍少佐の郝志雄は電子機を担当する空挺部隊に所属。今年6月、中国大陸でビジネスを展開している台湾人男性を通じてE-2K早期警戒機に関する機密情報を中国に売り渡した疑いが発覚しました。情報提供の報酬として30万から40万台湾元が支払われたそうです。

 

台湾団結連盟立法委員 許忠信氏

「中国は台湾の主権を狙っており、我が軍の内部でずっと情報収集を行っています。このまま対策をしなければ、米国もいずれは軍事機密と、ハイテク兵器を台湾に提供しなくなるでしょう」

 

E-2K早期警戒機は550km以内で2000個の標的を捜索することができるほか、Link16戦術データリンクフォーマットが用いられ、F16戦闘機だけでなく、米軍とも直接接続できるといいます。

 

(音源) 軍事専門家 施孝瑋氏

「最近の中国軍機の動向を把握しているはずです。早期警報中隊は毎日収集した情報を大隊に報告しますが、これからは大陸空軍の活動を更に警戒しなければなりません」

 

(音源) 国防部報道官 羅紹和氏

「事件に関わった軍関係者は今の所一人です。我々もすぐに捜索し、被害状況を調べました。だから国防安全においては他の影響はないはずです」

 

台湾では軍組織のスリム化を重ねてきましたが、増え続ける中国のスパイ活動に対応するため、今年4月から防諜活動を専門としたチーム“反情報隊”を発足しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/10/29/atext992870.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

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