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「中国は国連人権理事国資格なし」世界ウイグル会議報道官

2013年11月08日

【新唐人2013年11月8日付ニュース】10月28日に発生した天安門車突入・炎上事件を、中国当局はテロ攻撃であると断定し、北京や新疆ウイグル自治区で100人以上を逮捕し、ウイグル人学者も私服警官から警告を受けています。世界ウイグル会議の報道官は、中国当局の言い分には疑惑が多いとしたうえ、今回の事件を口実にウイグル人に対する抑圧が更に強化されることを懸念しています。

 

10月28日に発生した天安門での車突入・炎上事件に対し、北京当局は、犯人はウイグル人男性およびその妻と母親であり、事件はウイグル独立派組織“東トルキスタン・イスラム運動”が関与したテロ攻撃であると発表。しかし、事件の原因や根拠は何も示されていません。アメリカワシントンの世界ウイグル会議の報道官は海外メディアの報道を引用し、今回の事件は当局の抑圧に絶望した陳情者によるものではないかと考えています。

 

世界ウイグル会議 Alim Seytoff報道官 

{彼の2人の弟のうち、1人は2009年7.5事件で中国軍に殺され、もう一人は事故で、多分当局が殺したのでしょう。だから彼らは焼身自殺の形で中共への不満を表したのでしょう」

 

28日の事件発生後、当局はすでに北京で100人近いウイグル人を逮捕し、新疆でも大規模取り調べを行い、50人以上を拘束しています。中央民族大学のウイグル人教師イリハム・トフティさんも先日、国家保衛部門に襲撃され、脅迫を受けています。

 

世界ウイグル会議 Alim Seytoff報道官

「中国政府はウイグル人に対し、すでに報復を行っています。容疑者に対してだけでなく、政府に疑問を示す学者にまで報復を行っています。今後もっとひどくなるでしょう」

 

国連人権理事会は11月12日に、47の理事国の選出を行います。中国はアジア太平洋地区の5つの立候補国の1つですが、世界ウイグル会議は強い抗議を示しています。

 

世界ウイグル会議 Alim Seytoff報道官

「中国政府が毎年銃殺しているウイグル人、チベット人、法輪功は多くは中国人ですが世界各国の総和より多いのです。中国は国連人権理事会の理事国に選ばれるべきではありません」

 

第18期三中全会が間もなく北京で開かれます。中共暴政下の人権への蹂躙はいつもよりもはっきりと世界に晒されています。

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/11/05/atext997875.html   (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)

 

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