【新唐人2013年11月15日付ニュース】中国の中部にある湖北省黄石市陽新県大王鎮。複数の精錬工場による汚染が深刻なこの町で、住民数百人がヒ素中毒になっていることが明らかになりました。住民らが地元県政府に赴き、数日間抗議を行なったところ、鎮圧をよぎなくされました。一方、地元省病院はヒ素中毒の真相を覆い隠し、地元政府は住民が他省の病院に行くのを防ぐために道路を封鎖しています。
大王鎮の住民によると、町の中心部には精錬工場が2軒あり、周辺環境を汚染してすでに6〜7年になるといいます。近隣の村にも精錬工場が3軒あり、汚染の影響を受けている住民は数千人に上るそうです。
湖北省黄石市陽新県大王鎮住民 王さん
「今日の診断結果だけでも、2〜300人が(ヒ素中毒です)。わが省では検査できないので、他省に行って検査を受けます。我々は湖南省や上海に行きました。農作物も汚染され、水も飲めません。地下水を探しています。水道水は使いません。政府による政策もなく、皆不安に駆られています」
住民が他省で検査を受けるのを防ぐため、地元政府は道路を封鎖。仕方なく、住民らは夜間にごっそり抜け出すそうです。
湖北省黄石市陽新県大王鎮住民 王さん
「ある年寄りが寝たきりになって、ヒ素中毒とわかってから皆が検査に行っています。
毎日数百人が長沙に行き、毎日数十台の車が外部に行っています。政府は検査を阻止しているので、皆怒っています。政府に対し、非常に不満です」
隣の町の住民によると、大王鎮のヒ素中毒事件は氷山の一角に過ぎず、陽新県工業園区には多くの汚染工場が誘致されているといいます。
湖北省黄石市陽新県興国鎮住民 馬さん
「作物を植えることもできません。畑が全部黒くなっています。汚水でもなんでも全部村に排出しています。訴えても無駄です。官僚が庇い合っているので、陳情もできません」
情報によると、地元ではすでに100人以上が入院治療を受けており、うち10数人はすでに危篤状態だそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/11/12/atext1002392.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)