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スペイン裁判所 江沢民らに逮捕状

2013年11月21日

【新唐人2013年11月21日付ニュース】11月19日、スペインの全国管区裁判所は再度中国の江沢民元国家主席らにチベットでの虐殺に関与した容疑で逮捕状を出しました。今回逮捕状が出されたのは他にも李鵬元首相など高官4人が含まれています。

 

チベット人を支援するスペインの人権団体が2005年から、チベット人に対する集団虐殺の罪で江沢民など中国の高官7人の刑事告発をスタートさせました。スペイン全国管区裁判所は19日、逮捕状を出し、スペインの中国大使館を通して小起訴状を渡しました。

 

チベット亡命政府国会議員 Norbu Tsering氏

「これは大きな一歩です。他の国でも同じようにこの一歩を踏み出すでしょう。真相はいつも必ず勝利するものです」

 

時事評論家 横河さん

「スペインや他の国が中共高官を起訴することは大きな作用を働いています。主な作用はこの過程を通じて国際社会が中国の人権状況を知るようになったのです」

 

チベット亡命政府国会議員 Norbu Tsering氏

「(中国人権は)全く改善されていません。当局は無視し、何をやってもいいと思っています」

 

2003年にも、江沢民、薄熙来などは同様に“ジェノサイド”、“拷問の罪”で法輪功学習者およびその家族7人によってスペインで起訴され、江沢民らに逮捕状が出されました。

 

その前に中国当局はスペインの調査は中国内政に対する干渉であり、告発内容は事実でないと反発しました。しかし、スペイン最高司法部門である憲法裁判所は、人道に対する罪は被害者だけでなく、全人類に影響するため、スペイン国外で発生したジェノサイドの容疑者であっても、普遍的管轄権を適用して審判を行う事ができると判断し、判決を下しました。

 

時事評論家 横河さん

「スペイン裁判所が普遍的管轄権を行使した中共絡みの2回の案例からわかるように、裁判所はこの案件は人道に対する罪とジェノサイドに属するとすでに認定しています。明らかにこの方向に向かっています受理したときに、これは人道に対する罪で、ジェノサイドであるため「普遍的管轄権」を適用したのです。普通の刑事事件なら,普遍的管轄権は適用されないからです」

 

情報によると、スペインの裁判所は胡錦濤元国家主席に対しても調査を行っているそうです。今回の逮捕状に対し、中国当局は激しい反発を見せ、“中国との関係を損ねるような事をしないよう”スペイン側に要求したとのことです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/11/20/atext1007871.html   (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

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