【新唐人2013年11月25日付ニュース】カナダの人権派弁護士・デービッド・マタス氏が、再度台湾を訪れ、東呉大学で開かれている人権教育フォーラムに出席しました。死刑廃止の議題のフォーラムで、マタス弁護士は中国の人権派弁護士たちとともに、中国当局の臓器狩りの罪悪を暴露しました。
カナダ人権派弁護士 デービッド・マタス氏
「この問題は、死刑の角度だけから見てはいけません。特に中国の状況となると、死刑囚の臓器利用の問題も同じように重要です」
中国の強制臓器摘出の罪悪を暴いた書籍『血まみれの臓器狩り』の著者の一人でもあるマタス弁護士が、台湾の人権フォーラムに出席しました。死刑廃止に関する議題の討論の際、中国で行なわれている臓器移植のドナーは、ほとんどが当局が不法に監禁している法輪功学習者であると指摘しました。
カナダ人権派弁護士 デービッド・マタス氏
「問題なのは、中共が法輪功を弾圧してから、肝臓移植の数がすぐ上昇しました。臓器の多くは良心の囚人からで、ほとんどが法輪功学習者だと言いました。一部はウイグル人やチベット人、全能神のキリスト教徒からですが、法輪功よりは遥かに少ないのです」
中国人権派弁護士 騰彪さん
「死刑に関する数字はずっと国家機密と見なされているので、中国の死刑判決および執行の数は誰にもわかりません」
マタス氏は、中国には臓器移植の登録システムがないので、臓器を他の省に輸送することはないと示します。また、一旦死刑判決が下されると1週間以内に執行されます。つまり臓器を手に入れるためには、患者はいつどこに臓器があるという情報を前もって知っておく必要があるのです。在米の人権派弁護士楊(よう)さんは、9月に死刑執行された瀋陽の露天商・夏俊峰さんの例を挙げます。
在米人権派弁護士 楊建利さん
「夏さんの妻には夫が最後の面会時に来ていた服が返されました。つまり火葬のとき夏さんは服を着ていなかったのです。もう一つは、あるネットユーザーが調べた結果、最高裁が死刑を許可したのは4月、なぜ9月になって執行したのか?こんな疑いの声もあります。刑務所が臓器を必要とする人を待っていて、その日に使ったのでは」
今回の人権フォーラムは21日から6日間、台北市東呉大学で開かれています。45カ国から100人以上の専門家が参加し、人権に関する学術討論を行なっています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/11/23/atext1010140.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/工)





















