【新唐人2013年12月8日付ニュース】中国の25の省と市が連日深刻なスモッグに覆われています。6日、上海の大気品質は重度の汚染が続き、江蘇省南京市でも赤色警報が出され、小中学校は休校を余儀なくされました。
6日朝、南京市環境保護部門の観測データによると、市内の大気汚染指数は467。上海の汚染レベルは最高レベルの6級に到達し、微小粒子状物質PM2.5の濃度は1立方メートル当たり495.2マイクログラムに達しました。
上海市民は、深刻な汚染で息もできないほどだと訴えます。
上海市民 毛恆鳳さん
「空気が悪く酸性です。酸っぱく感じます。家の窓を全部閉めているので、外よりはましな感じです」
南京市民 李さん
「落ちてくるのはホコリで、固体の微粒子状の粉塵です。汚染された汚い物です」
スモッグ天気の影響を受け、江蘇省では5日からほとんどの高速道路が通行止めとなり、南京空港では82便のフライトが遅延しました。
南京市教育局は5日夜、市内全ての小中学校に臨時休校の緊急知らせを出しました。
南京市中学校
「今日は休校です。教室は自習用に開けているので、生徒も来ています」
中国国内メディアによると、スモッグの影響で上海市では呼吸器疾患が3割増えているそうです。専門家は、中国のスモッグのピークはこれからも10年から20年は続くだろうと推測しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/12/06/atext1019129.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)