【新唐人2010年12月2日付ニュース】12月1日は世界エイズデーです。中国政府は、エイズによる死者は10月までで6万人と発表。一方、中国のエイズ予防の第一人者・高耀潔医師は、台湾で初めて新著を出版しました。中台の交流の機会を利用して、中国のエイズの真相を広く伝えるのが目的です。出版記念会には出席できなかったものの、高さんは、電話を通じて自分の声を発しました。
博大出版社 洪月秀・台湾部社長:「高医師のこの数冊の本が出版されなかったら、機会は永遠になくなるでしょう」
83歳の高医師は、中国から最も重要な原稿を持って読者と会うつもりでした。
中国エイズ問題専門家 高耀潔医師:「健康上の問題で発表会に出席できず、申し訳ありません」
台湾のメディア、医学界、エイズ問題関係者らも出席しました。
北医エイズセンター 廖学聡・主任:「東欧と中国大陸は世界でエイズ拡散が最も速い地域です。中国では売血による災難の後覚醒剤で広がり、性行為で広がりました。中国での現状は想像より深刻かもしれません。当局によると20万件余りですが、実際はもっと多いはずです」
300ページ以上に及ぶ文字と写真で、感染者や孤児の悲しみを記しました。
中国エイズ問題専門家 高耀潔医師:「私はエイズ感染者ではなく、その家族でもありません。私はエイズと無関係ですが、傍観できず立ち上がりました。政府に一銭も求めていないのに政府の態度はひどすぎます」
中国のエイズの真相のために戦って14年、迫害に遭い続けてきた高医師は、これから真相を暴く本を3冊出す予定です。
新唐人テレビがお送りしました。
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