【新唐人2010年12月3日付ニュース】最近、北京のある小学6年生の児童が、市場で集めたキノコを中国農業大学に検査してもらったところ、9割以上が蛍光増白剤に汚染されていたことが判明。業者も、見た目をよくするために漂白していることを率直に認めました。しかし、増白剤は過度に人体に吸収されれば、癌を招く恐れがあります。
北京の小学生、張皓君は、産地の異なる16種類の、よく食べられているキノコを市場で収集。93%から、蛍光増白剤が見つかりました。
業者も、新鮮なキノコは変色しやすいので、漂白の必要があると認めます。
湖北省のキノコ業者 謝さん
「中国国内市場の買い手はみな漂白を要求しますが、外国では禁止されています」
福建省のキノコ業者 謝さん
「私は生産者です。客は漂白したのを買います。新鮮なキノコは漂白しないと、すぐに黒くなります」
キノコの蛍光増白剤による汚染の実験は、張君が中国農業大学の微生物実験室に依頼。指導をした高瑞芳博士は、調査の信頼性は100%だと胸を張ります。
北京中国栄養学会 職員
「漂白は見た目のためです。売るためです。キノコの漂白は知りません。これは食品検査部門が担当します」
資料によると、蛍光増白剤を食品加工に使うことは厳しく禁じられています。人体に吸収されると、神経系統に影響し、免疫力の低下や発がん性などの恐れがあるそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
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