【新唐人2014年02月27日ニュース】3月1日に退任するアメリカの駐中国大使、ロック氏が26日、離任前最後となる講演を行い、中国の未来は司法の独立と言論の自由によって決まると述べました。
26日、ロック大使は中国の学生たちに向け、中国の指導者は短期間の安定維持のために、公民の参与によってもたらされる長期的な成果を犠牲にすべきではないと述べました。
ゲーリー・ロック中国大使
「中国には素晴らしい未来がありますが、全てのポテンシャルを実現するには中立で尊重される司法体制と、アクティブな弁護士たち賢明な指導層によって決まります。しかし 最も重要なのは法治に対する敬畏であります。同時に憲法に保障された言論の自由、オープンなインターネット、情報を充分に得た公民が対話に参加し、安定かつ進歩した中国の未来を創造するかについて、自由に討論できるかどうかで決まります」
ロック大使は、アメリカ政府は異見者に対する中国当局の締め付けをずっと注目していると、何度も強調しました。また、北京当局が外国記者にもっと公平な待遇を与えるよう促しました。
ゲーリー・ロック中国大使
「中国が外国記者にもっと良い、もっと公平な待遇を与えるよう望みます。彼らに誠実な報道ができる自由を与えてほしい、中国記者が米国で受けている自由と同じように」
2011年8月に駐中国大使に着任したロック氏は、中国の高官とは異なる質素な生活ぶりから、多くの中国人から称えられています。その反面、中国メディアからは度々攻撃を受けています。
ロック大使の後任として、民主党重鎮のマックス・ボーカス氏が21日、ワシントンで就任を宣誓しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/02/26/atext1070236.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)