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「天安門の母」128人 両会に公開書簡

2014年03月01日

【新唐人2014年3月1日ニュース】中国共産党の両会(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)が3月に開かれますが、天安門事件で子どもを失った「天安門の母」たちが、両会あてに公開書簡を出し、当局が事件の真相を公表するよう呼びかけています。

 

2月28日、「天安門の母」128人が連名で「両会」宛に公開書簡を出しました。公開書簡では、天安門大虐殺から25周年になる今年、全人代と政治協商会議の代表らがこれまでの過ちを正して、天安門事件を大会で討論してほしいと求めています。

 

「天安門の母」 張先玲さん

「彼らに対してはもう失望しています。20数年来、彼らは聞く耳を持たず、取り合ってくれなかったのです。でも、毎年代表が変わるので、特に今年は新しい代表が多いので、我々の呼びかけを通して、彼らの良識と正義感を呼び起こしたいのです」

 

公開書簡では、江沢民も胡錦濤も、現任の習近平も、天安門事件については言及しないと指摘し、当局は道義に欠け、良識に欠け、執政の合法性にも欠けていると訴えています。

 

また、当局には真相の公表を求め、公に謝罪する事を求めています。

 

「天安門の母」 張先玲さん

「習近平は共産党が執政期間中に犯した過ちや罪を最もよく知っており、自身も経験しています。歴代政権とは違ってほしい」

 

一方、天安門事件の経験者で民主活動家の鄭存柱(ていそんちゅう)さんは、天安門事件において中国共産党は人民に対して大きな罪を犯しており、良識のある指導者であっても、党に反して名誉回復を行うのは、可能性の非常に低い事であると指摘しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/01/atext1071954.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

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