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FBI「中共の落とし穴に注意を」

2014年04月17日

【新唐人2014年4月17日】アメリカの連邦捜査局FBIは最近、28分にわたる映像の中で、中国に留学したアメリカ人が買収されて中国当局のスパイに成り下がった事を再現し、外国に留学するアメリカ人学生らに、利益の背後に潜んでいる落とし穴に気をつけるよう促しています。

 

映像はアメリカ人青年、シュライファー氏の実話をモデルにしています。2002年、彼は上海華東師範大学に留学し、2年後就職活動の際、2人の神秘的な雇い主に出会います。始めは個人的な話のみで、「奨学金」の名目で数千ドルの資金援助を受けたそうです。

 

後に背後のボスに接触した時に、彼らが中国当局の工作員であることがわかりました。

 

お金に目がくらんだシュライファー氏は、合わせて7万ドルの報酬を受け取り、中国のスパイとしてアメリカ中央情報局CIAに応募しました。

 

元天安門事件学生リーダー 唐柏橋さん

「FBIがこの事件を例にしたのは目的があるでしょう。中共に矛先が向いています。この種の行為が多く見られるため、このような方法でこれらの人に警告を発しているのです」

 

シュライファー氏は最終的にCIAの面接の時、嘘発見機のテストでぼろを出しました。

 

逃亡を計画していた時に、アメリカ政府に逮捕されました。

 

AP通信の2011年の報道によると、2011年までの3年間、少なくとも57人が中国に機密情報を漏えいした事で起訴されました。中にはシュライファー氏のようなアメリカ人もいれば、アメリカに渡った華僑もいるとのことです。

 

元天安門事件学生リーダー 唐柏橋さん

「彼らは僥倖心理を抱いて自分を専業スパイと見なしていません。1つは留学生。例えば全米各大学の学生聯誼会の頭目。もう1つは中国本土から来た華僑団体のリーダー。3つ目は多くの商業企業。彼らも任務を持って来ているのです。FBIは数年前に報告書を出しています。少なくとも中国企業3000社が米国でスパイ活動を行なっていると」

 

映像の最後には、囚人服を着たシュライファー氏本人が出演し、「タダより怖い物はない」と警告を発しています。シュライファー氏は2010年に、「中国の諜報員にアメリカの国防情報を提供する陰謀を企てた」事を認め、4年の判決を下されました。

 

元天安門事件学生リーダー 唐柏橋さん

「ここ数年FBIは非常に重視しています。中共のために働いている人は、愚かな犠牲品にならないよう足を洗うべきです」

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/04/17/atext1103492.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/田)

 

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