【新唐人2014年5月22日】先日、雲南省鎮雄県のある警官が「車で群衆に突っ込んだ」という男性を射殺しました。この警官は表彰されましたが、事件を目撃した100人近い市民は、事実に反しており、警官の発砲は不要だったと訴えています。
45歳の方九書さんは、5月15日、警官に射殺されたあと、遺体の行方も分かりません。
事件を目撃した100人近い市民は、方さんは群衆に車で突っ込んでいないと訴えます。方さんの兄によると、5月14日午後、弟と翌日、地元政府に陳情に行く約束をしたそうです。
方九書さんの兄 方九成さん
「土地を奪われたのに、賠償がありません。2年以上前に発電所ができて、高圧線が家を通ります。車にプラカードと花輪を挿して、陳情を行いました」
目撃者によると、方さんはトラックで役所の門を塞ぎ、特殊警察とにらみ合いになった際、サーベルを振り回した直後、射殺されました。
方九書さんの兄 方九成さん
「我々の陳情は正しくないから、外に出ろと役人に言われました。車に乗る時、警官10人以上が群衆の見ている中発砲しました。私はパトカーに乗っていて、彼らに阻まれました」
地元の派出所や役所は取材を拒否しました。
雲南省鎮雄県羅坎鎮派出所
「我々は当事者なので、取材を受けません」
取材によると、送電塔の建設により、方さんの土地が収用されましたが、賠償金がなかったため、方さん兄弟は何度も陳情したものの、相手にされませんでした。去年4月1日、送電線の建設を阻もうとして、方さん兄弟はそれぞれ30日と15日間、拘留されました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/05/20/a1110737.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/工)