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広東省 1万人以上が発電所建設に抗議

2014年07月10日

【新唐人2014年7月10日】中国広東省スワトウ市海門鎮では、6月末から発電所建設再開に反対する地元住民の抗議が続いています。抗議者数は一時2万人近くまで上りました。当局は機動隊を出動して住民らを警戒しています。

 

国有電気事業会社「華能集團」の2つ目の発電所の建設工事が7月1日から始まりました。地元住民らは6月末から抗議を続けていますが、華能集團と地元当局は無視しています。

 

広東省スワトウ市海門鎮住民 郭さん

「発電所の拡張工事が始まります。汚染がひどいので、工事に反対しています。毎日大勢が抗議しています。昼には数千人、夜には1〜2万人、機動隊も数百人いました。1人は機動隊に殴られ、入院しています。4人が拘束されましたが、抗議したので、翌日に釈放されました」

 

「華能集團」が建設した1軒目の工場によって、海門鎮の大気と海に深刻な汚染がもたらされ、15万人の住民がその被害を受けています。海の汚染で魚も捕れず、生計を立てるために漁民は他の仕事を探すしかありません。

 

広東省スワトウ市海門鎮住民 李さん

「鎮や市政府にも抗議しました。華能の工場には昼夜人がいるので、ここのほとんどの世帯が毎日抗議に行っています。工場を建てない約束だったのに、今秘かに建設し始めたので、皆の怒りを買っています」

 

2011年12月20日、海門鎮では3万人が石炭火力発電所の建設に反対し、地元政府に抗議しましたが、当局は暴力的な鎮圧を行い、複数の住民を拘束し、また死傷者も出しました。海外メディアによって報道されると、輿論の圧力の下、当局は工場の建設を中止すると約束しました。

 

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/09/a1121904.html  (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

 

 

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