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歴史学者辛灝年氏「雨傘革命は両岸三地に影響」

2014年10月06日

 

【新唐人2014年10月06日】香港の梁振英当局は平和的に抗議する学生に対し、マフィアなどを動員して暴力を振るいました。香港の情勢はこれからどうなるのでしょうか。アメリカ在住の歴史学者、辛灝年(しん こうねん)さんに話を伺いました。

 

在米歴史学者 辛灝年氏

「催涙スプレーはすでに使いました。マフィアやならず者を動員して、混乱を造り出しました。そして抗議する市民や学生に罪を着せる。次は何が起きるのでしょうか?共産党を知っている人なら、皆想像がつくでしょう」

 

香港の情勢について、歴史学者の辛灝年さんは、中共は政権維持のためなら何も憚(はばか)らないと述べます。中共の常套手段はまずは引き伸ばす、つぎは鎮圧だと話します。

 

在米歴史学者 辛灝年氏

「共産党が必ず人を殺さないとか、必ず殺すとかは言う必要はありません。しかし 香港で人を殺す可能性は絶対あります。中共の堤防を崩す香港市民の決心が硬ければ、中共はその『専制の河』で香港を飲み込むでしょう。私は信じて疑いません。中共にとって、台湾や香港を失ったところで、痛くも痒くもありません。大陸での統治を維持さえできれば、他はどうでもいいのです」

 

また、中共は香港を自由で民主的な街にするつもりは最初からなかったと話します。

 

在米歴史学者 辛灝年氏

「最初から全ての糸を布陣しておいて、最後にそれを結んで網にして、香港人の自由と民主主義への追求を縛るのです」

 

ここ百年の歴史を振り返ってみると、独裁制度に対抗して立ち上がるのは、いつも中国の南方から始まったと話します。

 

在米歴史学者 辛灝年氏

「香港で『二国二制度』は不可能です。結果的には中共が香港を完全に飲み込むか、或いは香港人が血を流して、未来の自由を勝ち取るかです。この意義からすると、香港人の今日の闘いは実に偉大です。普通選挙を勝ち取るための闘いにとどまらず、中国全体の自由と民主化の為の闘いでもあり、民主化の為の新たな闘いの始まりです」

 

 

最近、北京当局は一国二制度を台湾にも提案しましたが、拒絶されました。

 

在米歴史学者 辛灝年氏

「台湾の人民と政党が少し目覚めたこともありますが、台湾の政党と政府は仕方なく、態度表明したのでしょう」

 

辛灝年さんは、今回のデモで香港人が見せた精神は、香港の人々がこの百年来民主主義と自由を求めて闘った歴史を継承したもので、必ず中国大陸と台湾にも良い影響をもたらすと結びました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/04/a1143599.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

 

 

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