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香港「雨傘運動」 中共崩壊の導火線になれるか

2014年10月07日

 

【新唐人2014年10月07日】香港の「雨傘革命」の影響力は、すでに人口700万人の香港の範囲を超えています。「雨傘革命」をカバー写真にした「タイムズ」誌では、香港の学生主導のこの運動は25年前の天安門の大虐殺以来、中国共産党の全体主義政権に対する最大の挑戦で、独裁政権を終わらせる導火線になる可能性があると予測しています。

 

煙幕の中、傘を手に催涙弾に耐える香港市民が、タイムズ最新号の表紙を飾りました。サブタイトルは「香港の自由を求める闘いは中国への挑戦」とつけられています。天安門事件から25年後、中共は再び学生から挑戦状を叩き付けられました。

 

中国民主活動家 ウーアルカイシさん

「今回のデモは中共に有効な打撃を与え、民主主義の潮流の下で、中共が後退するよう促す重要な役割を果たしています」

 

国際メディアが香港に殺到し、北京政権の一挙一動を注視しています。香港市民は体を張って中共の自由への侵害を拒絶しています。17年間見て来た「一国二制度」の夢から目を覚まし、若い世代が失われつつある香港の民主主義と法治を挽回しようとしています。

 

台湾中央研院法律所 黄国昌さん

「中華人民共和国に返還された後、香港は民主がないばかりか、アジアで誇っていた法治も深刻な侵蝕を受けています」

 

台湾中央警察大学公共安全学部 董立文副教授

「香港の事件は全世界が注視する焦点になっています。もし北京に知恵がなく、香港の事件が悲劇ならば、全世界は簡単に見破るでしょう。つまり 中共は脆弱で非常に恐れており、自分に全く自信がないのです」

 

外国メディアは、もし国際社会が注目する中で当局が武力鎮圧を行えば、国際社会から非難され、中共は大きなダメージを受けるだろうと指摘しています。一方、目覚めた人々による運動が持続し、小さな力がやがて強大な力になれば、最終的に中共の全体主義を終わらせる導火線になる可能性があり、その時、習近平は中共最後の指導者になるだろうと述べています。

 

台湾中央警察大学公共安全学部 董立文副教授

「中共は引き延ばしているように見えますが、引き延ばすとさらに拡散するので、 今中共が最も心配しているのは、香港の民主主義を求める運動が大陸にまで拡散することです」

 

「英中共同声明」で定めた国際制約に背いた中共は今、進退窮まる(しんたいきわまる)局面に陥っています。香港市民の自由と民主主義への追求が、中共65年の全体主義独裁を揺るがすことが出来るかどうか、世界中から注目されています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

(翻訳/赤平 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

 

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