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サンフランシスコ 中国共産党の影

2011年02月05日

【新唐人日本2011年2月1日付ニュース】アメリカ西海岸の都市、サンフランシスコ。ここに中国共産党の影が忍び寄っています。先日、エド・リー(李孟賢)氏が代理市長となり、サンフランシスコ史上初めての華人市長が誕生しましたが、リー氏は、共産党系の人物との密接な関わりを指摘されています。“ニューヨーク・タイムズ”は、“背後の権力政治、作られた市長”の文章で、その内幕を暴露しました。

 
サンフランシスコ市長のニューサム氏は、去年の11月、カリフォルニア州の州副知事に当選。残りの任期は、代理市長が務めます。
 
 “ニューヨーク・タイムズ”によると、中華総商会の顧問、ローズ・パク(白蘭)さんとパクさんの長年の盟友のブラウン元市長は、代理市長の選出を背後で操りました。
 
パクさんは、“アメリカの重要な都市で、華人市長を作る時がついに来た、この機会は逃(のが)せない”と述べたそうです。
 
58歳のエドー・リー氏は、広東省出身の移民2世。
あるリベラル派の市議員によると、リー氏はパクさんやブラウン元市長の影響を強く受けています。結局、2人の元市長の政治駆け引きに敗れたリベラル派は、市議会の過半数を失い、リー氏が1月7日、複数の候補者の中から代理市長に選ばれました。
 
リー氏は、就任演説の中でパクさんに感謝を表明。これに対しパクさんは、“少し手助けしただけ”と応えたほか、記者には“これで、政治ゲームを楽しむ理由が分かったでしょう”とも述べています。
 
現地の華人によると、パクさんは湖南省出身で、1967年不法移民でアメリカに渡り、70年代新聞記者を務めた後、中華総商会のステファン・フォン(方国源)氏と長年同棲。この後、中華総商会は共産党との関わりを強めます。
 
またパクさんは豪華な食事をよく食べ、髪を洗っても金を払わない、長年脱税をしているなど、地元での評判がよくありません。
 
90年代、サンフランシスコのブラウン元市長やアグノス元市長は、選挙でパクさんから資金援助を受けました。
 
パクさんはサンフランシスコ市政府の顧問になった後、市長らの訪中の際、手配をするなど、地元の政界に多大な影響力を持っています。
 
2001年パクさんは、ブラウン元市長と共に、江沢民前国家主席と会見。パクさんがその年、法輪功の人権に関する議案を阻止した点について、江沢民元主席は称賛したそうです。
 
2002年、北京市の劉淇市長と遼寧省の夏徳仁副省長が法輪功学習者に拷問罪などで訴えられた際、パクさんは裁判官に手紙で有罪にしないよう訴えましたが、結局、有罪になりました。
 
2000年法輪功学習者が資料を配っていたところ、突如暴力に遭いましたが、容疑者はパクさんの援助で釈放されました。
 
パクさんの影響下にある、中華総商会は毎年、チャイナタウンでパレードを開催。しかし、街頭で法輪功の参加に反対する署名を集めたため、法輪功から裁判に訴えられました。
 
法輪功報道官 曾勇さん:「パクさんの影響下の中華総商会は自由民主の米国で、独裁政権の迫害を進めています、迫害行為を米国に持ち込みました。これは法輪功だけではなく、他の団体や個人にも影響します」
 
市議会議員のダリー氏、馬世雲氏などは、法輪功を支持したため、中国領事館などから圧力を受けています。、“アジアン・ウィーク(Asian Week)”の表紙には、ダリー議員の額に、“出て行け”の文字が見られます。
 
 “アジアン・ウィーク”の方以偉社長は、中国の元指導者の1人で、すでに亡くなった黄菊氏の娘婿。そして黄菊氏は、江沢民一派の1人でした。このつながりのもと、方以偉氏一家はサンフランシスコで大きな影響力を握っています。
 
共産党はパクさんと方以偉氏一家を通じ、サンフランシスコの政治を操っているとされ、サンフランシスコの元領事は、中華総商会の理事を兼任。中華総商会のアレン・レオン氏の銃殺事件は、共産党の影が噂されています。
 
迫害調査国際組織 汪志遠さん:「我々の調査によると、中国共産党の思想闘争の世界への影響力はすさまじい。実際外国に中に国が生まれ、2つの政府ができた所もあります」
 
サンフランシスコは経済やハイテクが発達し、気候も温暖。人口の3分の1は華人です。中国共産党は各方面で、長い時間をかけて浸透してきました。パクさんらは、共産党のスパイとして、アメリカ連邦調査局の調査対象になっています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
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