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再開発計画変更に抗議 広州村民ら地下鉄を占拠

2014年11月17日

 

【新唐人2014年11月17日】広東省広州市琶洲村(はしゅうそん)の村民100人余りが、村の再開発計画の変更により利益が損なわれることを不満とし、今月6日から「地下鉄占拠」活動を始めました。抗議は1週間以上続きましたが、不動産業者と政府は正式な回答を出していません。

 

広州市の中心に位置する琶洲村では、4年前から再開発プロジェクトが進められており、6000戸が入居できるマンション18棟がまもなく完成します。しかし今月6日から、100人以上の村民が、香港の占拠運動を真似て、毎日地下鉄駅の西出口に座り込み、村の改造プロジェクトを請け負った「保利不動産公司」に抗議しています。

 

広州市琶洲村村民 彭さん

「保利不動産は多くの事において、法律に違反しており、当初の計画に背いているので、村民が集まって、一緒に抗議しています。地下鉄8号線琵洲駅の西出口のところで毎日すでに1週間になります。『保利世界貿易センター』がここにあるからです」

 

村民によると、当初の計画が大幅に変更されただけでなく、新居の品質も大きく劣り、当初承諾した小学校の建設もなくなっているそうです。

 

広州市琶洲村村民 彭さん

「当初の承諾と違い、100㎡の立ち退きに対し、70㎡しか補償しません。琶洲の土地13区域のうち、保利不動産が4つ入札し、残りは村民の共同所有ですが、今 村民には2か所しか残っていません。小学校建設予定の土地もなくなっています」

 

村民によると、抗議活動は今年5月から始まりましたが、11月6日に再び「地下鉄駅占拠運動」を始めたのは、「保利不動産」がこの日「住宅配分方案」を発表したためです。保利不動産は違約金を支払わないために、契約満了日の12月3日までに、村民が住宅受領書にサインするよう勧めており、そのための優遇措置も出しているそうです。

 

琶洲村回遷サービスセンター 陳さん

「保利公司は12月3日より前に住宅受取書にサインすれば、奨励を約束すると公表しました」

 

広州市では市街地近郊の農村において、都市化が急速に進んでいます。報道によると、琶洲村で再開発される土地面積は75万平方メートルで、再開発後の建築総面積は260万平方メートルを超え、広州市最大規模の「都市の中の村再開発プロジェクト」と言われています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。   

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/11/13/a1153792.html (中国語)

(翻訳/赤平 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

                                                                                                                        

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