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日本の原発事故から教訓を

2011年03月17日

【新唐人2011年3月18日付ニュース】東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子発電所の事故は、アメリカでも原発に対する不安を招いています。これに対し、アメリカのスティーブン・チュー・エネルギー長官16日の公聴会で、今回の放射能漏れ事故は2009年のスリーマイル島事故より深刻であると表明しました。

 
米国エネルギー長官 スティーブン・チュー:「我々は注意深く観察し、今回の重大災難から経験と教訓を汲み取るべきです。史上4番目の大地震と巨大津波を含めて」
 
公聴会で長官は、福島原発の事故はアメリカのスリーマイル島の放射能漏れ事故よりも深刻で、詳しい状況も把握し切れていないと指摘。すでに39名のアメリカの専門家が日本に派遣されたほか、日本に放射線の測定設備も提供。
 
米国エネルギー長官 スティーブン・チュー:「オバマ政権はエネルギーの多元化を信じています。力 太陽エネルギーなどの再生可能資源、天然ガスクリーンな石炭や原子力など」
 
また長官は、オバマ政権はエネルギーの多元化の政策は変えていないと発言。アメリカの核施設に対しては自信を見せました。
 
米国エネルギー長官 スティーブン・チュー:「米国民は自信を持つべきです。米国には厳しい安全措置があります。我々の原発は安全だと保証します」
 
しかし、オバマ政権のクリーンエネルギー計画を疑問視する議員もいます。民主党の上下両院議長は15日、政府に原発の安全性の再検査を呼びかけました。国会議員のエドワード・マーキー氏も、原子力発電所の安全性および停電時の冷却システム機能に関し、情報開示を求めました。
 
新唐人テレビがワシントンからお送りしました。

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