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ASEAN首脳会議 中国の南シナ海埋め立てに注目

2015年04月28日

【新唐人2015年04月28日】ASEAN(アセアン)=東南アジア諸国連合の首脳会議が4月27日、マレーシアの首都、クアラルンプールで始まりました。中国が南シナ海で行っている埋め立てに対し、ASEANの首脳は迅速な解決を訴えています。

 

ASEANの首脳会議が27日にマレーシアで始まりましたが、特に南シナ海で中国が行っている埋め立てに注目が集まりました。

 

ASEANの議長国、マレーシアのナジブ首相は、この問題を強調しました。

 

マレーシア ナジブ首相

「平和的に領有権問題を処理すべきです。海洋の主権を含めてです。最近の南シナ海問題を案じています」

 

目下、南シナ海におけるルールの基礎となるのは、1982年の国連海洋法条約です。

 

ナジブ首相は、ASEANが協議している南シナ海における「行動規範」(Code of Conduct)の結論を早く出し、中国に実施を求めたいと述べました。

 

南シナ海は豊富な石油が眠っているとされる海域で、中国は90%の主権を主張しています。しかし、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、台湾も南シナ海の領有権を主張しています。

 

最近の衛星画像によると、中国は今、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島付近で大規模な埋め立てを行っています。滑走路を造っていると見られています。

 

フィリピンの外務大臣は26日、「北方の隣国」が大規模な埋め立てを行っているとして、ASEAN諸国に埋め立て阻止を呼びかけました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/27/a1193494.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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