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桂由美パリコレ「日本の伝統をファッションに」

2012年01月26日

【新唐人日本2012年1月27日付ニュース】ブライダルデザイナーの桂由美さんが23日、フランス・パリで、桂由美パリ2012コレクション“YUZEN TODAY”を開催しました。染織技法は紀元8世紀に中国から日本に伝わったとされ、300年前、京都の扇絵師宮崎友禅斎が手描友禅を創始したそうです。桂さんのコレクションは、日本の伝統の美を生かし、現代ファッションに新しい息を吹き込みました。

1月23日、ブライダルファッションデザイナーの桂由美さんが、友禅を取り入れた新作コレクション“YUZEN TODAY”をフランス・パリで開催。友禅の持つ日本の伝統的な美しさをファッションに取り入れたのは、桂由美さんならではの試みだそうです。

ブライダルファッションデザイナー 桂由美さん
「生涯の最後の仕事としてやらないといけないと思っているのが、日本のこの友禅ですね。今回は友禅だけのコレクションですけど、日本の着物が段々機能的ではないので、どうしても普段の物には着なくなりますから。もっと着やすい現代のファッションの中に友禅の美を生かすということに力を入れています。日本の伝統的なものを生かすことを少しずつ転換しています。これはもう誰もやれないから一番 認めていただいています。途中で和紙をやりましたよね。和紙をモードにするというのは誰もやっていなかったから、和紙モードという言葉を覚えていただいて、和紙モードの桂由美とも言われています」

友禅は、日本の最も代表的な染色法で、本格的な手描き友禅は多くの工程によって成り立ちます。出来上がった着物は母から娘へと引き継がれ、一種の財産と見なされています。“着物の美しさを現代の生活にもっと生かし、伝統を伝統で終わらせたくない。”この熱い思いに駆られて、桂さんは現代ファッションに友禅を取り入れ、日本特有の伝統の美を引き立たせています。コレクションで披露されたイブニングドレスやチュニックドレス、ボレロや手提げなど、どの作品も斬新で気品あふれるデザインで、東洋の美しさが漂っています。

新唐人テレビがお伝えしました。


 

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