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ふられた腹いせにガソリンをかけた「官二代」

2012年02月27日

 

【新唐人日本2012年2月28日付ニュース】中国では親の権力を笠に着た“官二代”の横暴ぶりが社会問題化しつつあります。去年9月、安徽省の17歳の“官二代”が、告白した少女にふられた腹いせに、少女にガソリンをかけ、火をつけました。5ヶ月過ぎた現在でも、加害者の罪は確定されていません。情報によると、加害者の両親は安徽省合肥市の官僚で、息子の罪逃れのために働きかけているそうです。


事件が発生したのは2011年9月17日。重度のやけどを負った周岩さんは、一週間の救急治療を受け、一命を取り留めたものの、無残な姿に変わり果てました。ショックを受けた少女が自殺未遂を図ったため、家族は目を離す事もできないそうです。


加害者の17歳の高校生・陶汝坤容疑者は現在拘置所に拘留されています。被害者の弁護士によると、事件発生からすでに5ヶ月経過したにもかかわらず、警察当局による鑑定報告がまだ出されていないため、審理が進まないそうです。


被害者の弁護士 李智賢さん

「彼はこんな言葉を言い放った事があります。『俺を起訴しても無意味だ。拘留されて

3日もすれば、出てくるから』彼が前に起した事件も親が走り回って、解決してあげたので、彼には恐れるものはないのです」


フリーライター 劉逸明さん

「中国には法制がなく、人治だけです。権力が全てを決めます。彼ら官僚二世は親の権力を笠に着て、ほしいものを手に入れるためには、手段を選ばずで傲慢極まりありません」


李弁護士によると、治療費の負担を拒む加害者の親とは、連絡も取れないそうです。被害者家族はメディアに、事件への関心を呼びかけています。


フリーライター 劉逸明さん

「社会世論はある程度効果があります。このような事件を根絶するには、社会制度から着手すべきです。中国が民主化してこそこのような人が減少します」



新唐人テレビがお伝えしました。


www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/02/27/a665190.html.  (中国語)


 

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