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新疆ハイジャック事件の疑惑

2012年07月04日
【新唐人2012年7月5日付ニュース】新華社は6月29日,6人の容疑者が新疆和田からウルムチ行きの飛行機をハイジャック。幸い乗組員と乗客が勇敢に戦い、容疑者らを取り押さえ、飛行機は無事和田空港に戻ったと報道しました。当局の報道は極めて短く、ネットユーザーや海外メディアが更なるディテールを暴きました。本日のマイクロニュースです
 
NTD評論家 趙培
今回の事件に関し、当局はメディアには新華社の報道を基準にするよう命じました。控えめに処理し、新聞の主要面には載せないよう求められました。新華社はこう報じました。「機内の乗組員と乗客がウィグル人容疑者6人を取り押さえた」。一方、「世界ウィグル会議」はこの言い方を否定しています。
 
「当時ウィグル人と漢族の乗客が座席をめぐり口論になり、漢族乗客が侮辱的な言葉でウィグル人乗客を罵倒したため、ウィグル人乗客が怒り、殴り合いになった」
 
この事件にはまだ多くの疑問点があります。先ず、容疑者はどんな武器を使ったのか?当初は雷管と杖と伝わりましたが、ネットユーザーが疑問を提起しました。「雷管がどうやってセキュリティ検査を通ったのか?空港のセキュリティに問題が生じたのか」
 
後に新疆新聞弁公室主任・侯漢敏は「容疑者は折れた杖で、機長室の扉を開けようとした」と言いました。その後の報道もこれを引用しました。しかし、もし杖だけで機長室の扉をあけようとしたなら、この犯人のIQは低すぎませんか?
 
もう一つの疑惑は、ウィグル人6人を取り押さえた乗客は一体どんな人なのか?財新網によると、飛行機にはトレーニングに行く途中の警官20数人が乗っていたそうです。他からの情報では、彼らは新疆墨玉県の警察だそうです。ハイジャック事件解決後、民航局は当日すぐ天津航空公司の乗組員を奨励。しかし「勇敢な乗客」の身分は公表されませんでした。「乗客は特殊な身分なのか」と外部は色々推測しています
 
ツイッターの書き込みによると、当時 飛行機には軍の大物が乗っていたそうです。このうわさも不可能ではありません。ファーストクラスを通らないと、機長室には行けませんので機長室の扉をこじ開けるとき、ファーストクラスの乗客が阻止した可能性もあるからです。この写真はネットユーザーが撮りました。これは6人目の容疑者が取り押さえられている場面です。席に座ったまま取り押さえられています。この容疑者はシートベルトを着用したまま座席で取り押さえられ、ハイジャックには参加していないそうです。なのに、容疑者とされています。とにかく、新疆当局には事件の更なる詳細の公表を求めます。
 
 

 

ネットユーザーによると、容疑をかけられた6人は新疆喀甚(カシュガル)のウィグル人だそうです。6月29日以降、新疆の情勢が更に緊迫し、石河子地区では武装警官のパトロールが始まり、喀甚の武装警官隊は一級戦備体制に入り、和田地区には数万人の軍人が駐屯しているそうです。新疆では長年安定維持が行われているのに、情勢は緊迫化する一方で、中共の民族政策、信仰抑制政策および安定維持政策はすでに終わりを迎えています。

 

 
更なるマイクロニュースは新唐人サイトでご覧ください。
(翻訳/坂本  映像編集/工)
 

 

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