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西安工業大学でペスト発生 学生1人死亡

2012年11月23日
 
【新唐人2012年11月24日付ニュース】ネット上の情報によると中国陝西(せんせい)省の西安工業大学でペストが発生。匿名希望のある教師によると、“すでに学生4人が発症し、1人が死亡した”そうです。一方、中国メディアによる報道は今の所、ありません。
 
ラジオ・フリー・アジア(RFA)の報道によると、西安工業大学の匿名希望のある教師が微博(ミニブログ)に、“大学内でペストが発生し、11月19日現在、すでに学生4人が感染し、発症。うち女子学生1人が死亡。1人は治療で危険から脱出できたが、残りの2人はまだ救急治療を受けている”と明かしました。また、当初は地元疫病予防制御センターの介入で疫病が有効的に制御されたので、大学側も情報公開を予定。しかし、陝西省教職員委員会によって阻止されたそうです。この書き込みはその後、削除されました。
 
現在、大学側は関連情報を全面的に封鎖し、学生らも退学処分を恐れ、メディアの取材を拒否しています。大学のある学生がネット上に書き込んだ情報によると、“内部会議によると、西安工業大学はすでにペスト発生区域に入れられ、大学では門限制度を実施。来週火曜日の午後には全校が授業を中止し、大掃除をする”そうです。
 
22日、我々は西安工業大学の学生に取材を行いました。
 
記者
「大学は現在封鎖されていますか」
 
西安工業大学学生 孫さん
「ええ」
 
記者
「ペストが原因ですか」
 
西安工業大学学生 孫さん
「ええ」
 
記者
「学生が死亡したそうですが」
 
西安工業大学学生 孫さん
「そのようです」
 
記者
「何人死亡したかご存知ですか」
 
西安工業大学学生 孫さん
「具体的にはわかりませんが、その事は確かにあります」
 
記者
「学校では今、消毒とネズミ退治をしていますか」
 
西安工業大学学生 孫さん
「ええ。ネズミ捕り器をたくさん設置し、毎日消毒しています」
 
この学生によると、今回のペストの発生は大学食堂の衛生環境と関係があり、食堂は衛生状況が悪く、大学側にも重視してもらえなかったそうです。疫病が発生してからやっと衛生状況が改善されたといいます。
 
中国のネット上では、すでに4人が死亡し、数十人が感染したと伝わっています。一方、地元衛生当局は3人が感染し、1人が死亡したと伝えています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)
 
 
 
 

【中国語】西安工业大学爆鼠疫 一名学生死亡

 (ネット写真)

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