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重慶薄熙来時代の「10大拷問イラスト」

2012年12月21日
【新唐人2012年12月22日付ニュース】薄熙来と王立軍の失脚とともに、薄熙来就任中に重慶で行われていたマフィア撲滅運動の知られざる内幕が水面上に浮上しつつあります。最近、重慶のマフィア撲滅運動で使われた拷問を解説したイラストが中国のネット上で広く伝わり、薄熙来と王立軍が重慶で使用した拷問手段の一部が明らかになりました。しかしこれらは、中国共産党司法部門の数々の犯罪行為の氷山の一角にすぎません。
 
中国のポータルサイト・騰訊(テンセント)に掲載されたこのイラストつき文章は、元重慶市トップ薄熙来および元重慶市公安局長王立軍がいわゆるマフィア撲滅運動で使った一部の拷問をイラストで解説しています。映画でしか見られないような残酷な拷問が、2009年から2011年の間、マフィア撲滅基地であった重慶の“鉄山坪”で実際に行われていたのです。
 
例を挙げると、全財産を没収され無期懲役になった実業家・剛模氏は獄中で“アヒルの水遊び”と呼ばれる拷問を繰り返し受け、大小便失禁となりました。
 
もう一人の女性実業家は長期間にわたって“虎の腰かけ”と呼ばれる拷問にかけられ、トイレも行かせてもらえず、生殖器が腐乱するにまで至りました。
 
ほかにも、“蘇秦が剣を背負う”、“金鶏独立”、“羊の丸焼き”、“銅線巻き”、“冷水をかける”、“わさびオイルを鼻に注射する”、“陰毛を抜いてそれを飲ます”などといった陰険で残酷な拷問が挙げられています。
 
このイラストは掲載とともに多くのネットユーザーを引き付け、炎上。ネットユーザーらは狂気じみた薄熙来、王立軍を激しく非難するとともに、まるでアウシュヴィッツ強制収容所の再現だと嘆きます。
 
広東省広州市の唐荊陵弁護士は、一般庶民の権益を守る弁護をしたことで、何度も当局に逮捕され、拷問による迫害を経験しています。我々の取材の際、中国大陸で使われている拷問は実際にはこれらよりはるかに多く、唐さん自身も長期間の睡眠剥奪による迫害を受けたことがあると明かしました。
 
広州の弁護士 唐荊陵さん
「10日間連続で睡眠を奪われました。最初の5日間は1分たりとも寝させてもらえず、その後も許された睡眠はごく短く、1~2時間程度でした。この種の拷問は以前聞いたことはありましたが、自分が経験した時は本当に苦しかったです。手が震えるようになりました」
 
唐さんによると、これらの拷問の存在は2004年の時に、すでに法輪功学習者から聞いていたそうです。しかし今になっても、多くの拷問実例が覆い隠されていると示します。
 
広州の弁護士 唐荊陵さん
「大量の事件が表に出ておらず、様々な酷刑が普通に行われていて、地域や分類とは関係なく行われています」
 
 “明慧ネット”によると、江沢民が法輪功に対する迫害を発動して以来、共産党当局は意図的に公安、司法部門の犯罪行為を野放しし、各種拷問手段で法輪功学習者に対して迫害と洗脳を行っています。また、健康な学習者に中枢神経を破壊する薬物を注射したり、さらには、生きたまま臓器を摘出し暴利をむさぼっていることが2006年に暴露され、“この星でかつてなかった邪悪な行為”といわれています。
 
かつて吉林省の強制収容労働所に不法に監禁され迫害を受けた馬春梅さんも、自身の受けた拷問を語りました。
 
法輪功学習者 馬春梅さん
「彼らは私を取り囲み、殴る罵るなどで3昼夜連続睡眠を剥奪し、私を吊るしあげました。私はめまいがし、頭がぼんやりしていて、嘔吐した後は気絶しました。目が覚めると、今度は死人ベッドに3昼夜縛り付けられ、水1滴も飲まずでした」
 
馬さんによると、収容所ではスタンガンによる電撃ショックで顔が真っ黒焦げになり、水ぶくれだらけになっている法輪功学習者をよく見かけることがあり、廊下ではいつも焦げ臭いにおいが漂っていたそうです。馬さん自身も長時間の電撃ショックを受けたことがあり、また不明薬物を注射されたことや大量の血液を採取されたこともあったといいます。
 
法輪功学習者 馬春梅さん
「薬物を打たれた後は歩くことができず、足も腫れていました。胃が苦しく、飴を焦がすような感じで、全身がしびれて、動かすこともできなくなっていました」
 
薄熙来と王立軍は、ほかにも法輪功学習者の臓器を生きたまま摘出し、またその遺体を販売した疑いもあるため、“法輪功迫害追跡調査国際組織”の追跡調査の対象になっています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)
 
 

 

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