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上海で液体アンモニア漏出 15人死亡

2013年09月02日

【新唐人2013年9月2日付ニュース】8月31日、上海で液体アンモニアが漏れ出し、15人が死亡する事故が発生しました。事故発生の2時間前、ある市民が環境保護部門に刺激臭がすると通報したものの、“煙幕弾の演習をしている”との答えが返ってきたそうです。

 

31日午前11時、上海市北部の宝山(ほうさん)区にある海産物を扱う会社の保管庫から液体アンモニアが漏れ出す事故が発生しました。宝山区政府の公式ミニブログ(微博)によると、すでに15人が死亡し、25人が負傷しています。

 

上海市宝山区豊翔路宏爾物流会社 従業員

「もちろん心配です。大勢が亡くなったんだから。この種の事故は再発してはいけません。これは安全上の問題です」

 

地元住民によると、午前8時過ぎ、近隣の複数の団地の住民やネットユーザーらが、強烈な刺激臭で目やのどに痛みを感じることから、化学物質の漏洩ではないかと地元新聞“新民晩報”に伝えたそうです。これに対し、環境部門が答えを出したのはそれから2時間後でした。

 

上海環境保護ホットライン

「確かに住民から異常なにおいがすると通報がありました。初歩的な調査の結果、関連部門が煙幕弾の演習をやっていたのが原因です」

 

しかし、事故は1時間後についに発生し、数十人が死傷する大惨劇となりました。地元当局は事故原因は調査中であると発表。一方、環境監察部門はいわゆる煙幕弾演習をしたのはどの部門なのかについては口を閉ざしています。事故の原因は依然としてなぞのままです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/09/01/atext959409.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

 

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