【新唐人2013年9月2日付ニュース】薄熙来被告の裁判終了後、中国石油天然ガス集団の高官４人が相次ぎ失脚しています。これは中国石油天然ガス集団の実権を握っている周永康の側近を切り落とすためであると外界は推測しています。香港メィアの最新報道によると、中国共産党指導部はすでに前政治局常務委員兼政法委員会書記・周永康に対する全面的な調査を命じているそうです。
香港の英字新聞“サウスチャイナ・モーニングポスト”８月３０日付けの報道は、消息筋からの情報として、最近終わったばかりの北戴河会議で、共産党指導部は周永康が四川省および中国石油天然ガス集団でトップを務めていたときの汚職問題に対し、全面的な調査を行う事を取り決めたと報道しています。
北京政治評論家 華頗さん
「ポイントは周永康の経済政治面での影響力を剥奪することにあると思われます。周永康が1本の木だとすると、中共上層部の手法は、この木の根の部分を切り落とし、抜き捨てることです。それでこの木は枯れるのです」
消息筋によると、周永康一家の巨額の蓄財に対し、中国共産党指導部の怒りはすでに頂点に達しており、習近平主席が直々に“周永康を徹底的に調べる”よう命じたとのことです。
北京政治評論家 華頗さん
「これは中共の権力と利益の争いに関わっているのでしょう。中共によって現在、社会各レベルの問題は非常に深刻で、一触即発のところまで来ています。中共に取って今は
非常に危険な時期です。習近平が社会のマグマを根本的に取り除くためには、ポイントはいかに『ケーキを分ける』かにあります。利益構造を調整し、利益固化の固い氷を打ち破る必要があるため、習近平はこれまでの既得利益者にメスを入れざるを得ません」
早くも２０１２年薄熙来が失脚したとき、一部ディアは薄熙来の政治盟友である周永康が次の清算目標であると予言しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/08/31/atext959260.html （中国語）
（翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工）
