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「訴えられるなら訴えてみろ」――事故を起こしたうえ暴言を吐いた高官の息子

2010年10月25日

【新唐人2010年10月26日付ニュース】河北大学のキャンパスで起こった交通事故が今、中国で話題です。加害者は事故を起こした後、「訴えられるなら訴えてみろ」と言い放ったのです。加害者の親は最近、テレビ番組で、涙ながらの謝罪をしました。しかし、被害者家族は、これは同情を誘うためのショーに過ぎないと非難します。

中国中央テレビ局は10月21日のニュースで、加害者親子が謝罪する場面を報道しました。
 
加害者の親 李剛氏
「息子の事故によって、相手に多大な苦痛を与えました」
 
そのあと、被害者とその家族へ深く頭を下げました。
 
現在、留置場にいる李啓銘容疑者も、被害者に対して、深く謝罪をしました。
 
しかし、被害者の兄は、この親子の謝罪を受け入れがたいと表明。これは単なるショーに過ぎないというのです。しかも、テレビ局は加害者しか取材をしておらず、被害者の声を届けていません。
 
番組放送後、ネットには、様々な声があふれかえりました。この親子の謝罪は、情状酌量による減刑が狙いだとの声もあります。
 
例えば「父親の謝罪は、見たところ、誠意がこもっているものの、この後すぐ、恐らく一連の裏工作によって、加害者は、減刑を勝ち取るだろう」と分析する人がいます。
 
10月16日夜9時40分、李啓銘容疑者は、飲酒運転で、河北大学に突入。女子大生2名をひいて、1名が死亡。
 
容疑者は事故の後、「訴えられるものなら、訴えてみろ。俺の親は李剛だ」と言い放ちました。李剛氏は、保定市北市区の公安局・副局長です。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。

 

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