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【禁聞】B52爆撃機の飛行で見せた米国の覚悟

2013年11月29日

【新唐人2013年11月29日付ニュース】アメリカが中国の設定した防空識別圏にB52爆撃機を飛行させたことに対し、中国国防省は27日、「中国軍はB52の飛行過程を全て監視していたうえ、航空機の種類も識別していた」と述べたものの、それ以上の対抗措置を取りませんでした。

 

米軍のB52爆撃機は、爆弾などを積まず護衛機の同行もないまま、グアムのアンダーセン空軍基地から出発すると、中国の設定した防空識別圏に入りました。軍事演習の一貫だと言われるものの、中国に対して、事前通知はありませんでした。

 

このアメリカの動きについて、中国の政治に詳しい華頗(か は)さんは、中国への警告だと分析します。

 

北京時事政治ウォッチャー 華頗さん

「米国のメッセージは明らかです。軍事衝突を招くような行為はやめろとの警告です」

 

11月23日、中国は突然、東シナ海上空に防空識別圏を設定すると発表し、圏内を飛行する場合、事前に通知がなければ、防御措置を取ると警告しました。しかし、その空域は日本や韓国、台湾が領土を主張する地域の上空と重なります。

 

アメリカ国務省は26日、日本と韓国に駐留する米軍は7万人に達すると述べ、「中国は防空識別圏を設定すべきではない。アメリカは中国の要求に従わない」とも強調しました。

 

ニューヨーク市立大学の夏明教授は、もしアメリカが中国の要求に従えば、自分の制御する空域をみすみす譲ることになると分析します。

 

ニューヨーク市立大学 夏明教授

「領有権争いのある地域の上空において、中国は一方的に防空識別圏を設定しました。これは ある意味、韓国と日本への挑発であり、米国への挑発でもあります。米国はB52の出動で、中国の要求を拒む決意を見せました」

 

アメリカの動きに対し、中国はまだ抗議していません。

 

北京時事政治ウォッチャー 華頗さん

「中国は この問題を荒立てません。尖閣諸島は譲れないものの、日米と戦争する気はないので、B52の出動への反応も控えめです」

 

ニューヨーク市立大学 夏明教授

「米国の反応は一線を越えています。では中国は米国に抗議するのか、どの程度の抗議なのか、警告状か、追い出すのか、その覚悟はあるのか注目です」

 

また28日まで、東シナ海で米軍の空母と海上自衛隊が合同演習を行いました。

 

26日、中国初の空母「遼寧」も山東省青島の母港を出港し、南シナ海に向かいました。

 

18日、中国海軍の3大艦隊が西太平洋海域に出発し、「機動5号」と名付けられた演習を行いました。

 

13日、アメリカ、韓国、日本が中国に近い黄海で合同演習を行った際、中国軍も同じ海域に、軍艦100隻と戦闘機30機を出動させ、大規模な演習を行いました。

 

米中は今なぜ、頻繁に軍事演習を行うのでしょうか。

 

マカオ国際軍事学会の黄東会長は中国の軍事演習について、「このような大規模な演習には必ず仮想敵がある、つまり米軍の空母だ」と述べています。

 

近年、国力が増したと自負する中国は、特に太平洋西岸の勢力拡張をもくろんでいると夏明教授は述べます。一方、日米の合同演習は、空母を含めた実力を中国に見せつけるためだと言います。

 

ニューヨーク市立大学 夏明教授

「米国も中国が海と空で、拡張するのを望みません。日米は中国に心理戦を仕掛け、実力を見せつけています」

 

最後、夏明教授はアメリカについて、同盟国を守り、西太平洋の自国の権益を守るためには戦争も辞さない、その覚悟を同盟国に見せていると、結びました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/11/28/atext1013423.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/大口 映像編集/工)

 

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