【新唐人2013年12月10日付ニュース】中国のおよそ半分の国土が連日スモッグに覆われ、104の都市が深刻な大気汚染に見舞われています。南部の一部地域では9日になってもまだ状況が改善されていません。
9日午前6時、中央気象台は、冷たい空気の影響で中部、東部地域の大気汚染は徐々に改善に向かうものの、南部の一部地区では依然として軽度のスモッグ、局部地区で中度のスモッグ天気が続くと発表しました。
江蘇省市民
「朝 雨が降りましたが、天気の状況は依然としてPM2.5が350以上です。今 環境保護はほとんど雨に頼っていますが、雨が降っても、あまり効果がないようです。次は何に頼るかわかりません」
江蘇省南京市では連日深刻なスモッグに覆われ、市内では赤信号無視の罰則を免除しました。南京空港の滑走路も再び閉鎖され、1万人近くの乗客に影響が出ました。
このほか、上海、鄭州などでもフライトの遅延や取り消しが余儀なくされました。また、山東省、河北省などでも複数の高速道路が通行止めとなりました。
河北省石家荘市民 鮑さん
「昨日の視界は50m未満で、ひどかったです。今朝はましです。マスクをして外出し、帰宅して見ると真っ黒です。重苦しい感じで、気分が優れません」
中国大陸を覆っているスモッグは改善に向かっているものの、珠江デルタでもスモッグが現れ、拡大を見せる可能性があります。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/12/09/atext1020692.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)